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バレーボール!試合開始前の準備とは?プロトコールって何?

 2018/06/06 試合開始前の準備
この記事は約 5 分で読めます。 45,992 Views

バレーボールにおいて、試合開始前の準備の用語を紹介します。ぜひご覧ください!

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オーダー表

オーダー表とは、スターティングメンバ―の6人のローテーションを記入した用紙のことです。ライン・アップ・シートとも呼ばれ、各セットの開始前に各チームの監督が副審に提出することになっています。

指導者や選手たちの中では目玉(めだま)と呼ぶのが通説です。フロント・オーダーとバック・オーダーの2種類があり、サーブ権がある時と、ない時などチームの戦術ごとにどちらかを選択します。

 

変則的なローテーションもありますが、基本的にはこの2種類のどちらかになるかと思います。

 

サービス・オーダー(9人制)

サービス・オーダーとは、監督が決定したサーブ順を用紙に記入し、試合前に副審に提出することです。9人制で使うオーダー表です。6人制では使いません。

副審は試合開始直前にこれを確認し誤りがないか確認し、 試合中は記録員と協力してサービス・オーダー順をチェックします。

サービス・オーダー順にサーブをしていない場合は反則です。間違えないように注意しましょう。

 

ライン・アップ・シート(LINE-UPシート)

ライン・アップ・シートとは、スターティングメンバ―の6人のローテーションを記入した用紙のことです。

ライン・アップ・シートはオーダー表とも呼ばれます。指導者や選手たちの中では目玉(めだま)と呼ぶのが通説です。

各セットの開始直前に各チームの監督が副審に提出することになっていて、この通りにローテーションしないと反則になってしまいますので注意しましょう。

 

コイントス

コイントスは主に試合開始前に主審と副審、そして両チームのキャプテンの4人によって行われます。

直前に裏と表をそれぞれ選択し、審判がコインを投げて、裏か表か選んだ面が出たチームにサーブ権かコートを選ぶ権利が得られます。

 

選択権を得たチームのキャプテンは、サーブを先に打つ権利のサーブ権か先に自分のチームが使用するコートを決めることができます。

また、5セットマッチの場合、第5セットに入る前に再度コイントスを行い、試合開始前と同様にサーブ権かコートの選択権かを選ぶことができます。

 

プロトコール(プロトコル)

プロトコール(プロトコルとも言う)とは、審判が試合を始めるまでの手順のことです。

コンイトスでサービス権を決める試合開始前から、主審がサービス許可の吹笛をするまでの間のことをプロトコール(プロトコル)と言います。

 

大会などでは「第2試合のプロトコールは12時でお願いします」こんな感じでアナウンスされます。試合が3セットマッチかあるいは5セットマッチかでプロトコールの手順はそれぞれ異なります。

例えば5セットマッチの時、プロトコールは10分です。 ひとつの例を紹介します。

【プロトコール前】

主審・副審がネットの高さ、張り具合、アンテナの位置などを確認。その後、主審は両方のチームキャプテンを呼び、副審の立ち会いのもとコイントスを行う。

【試合開始10分前】

試合前の公式練習の開始。公式練習は試合前の各チームごとの練習で3分ずつ与えられ、サーブ権を 持っているチームが先に行う。

【試合開始7分前】

公式練習、チームの交代。

【試合開始4分前】

公式練習を終えて、各チームの選手はベンチに戻る。

【試合開始3分前】

選手が全員でお互いエンドラインに整列し、主審の吹笛でネットの近くに駆け寄り握手をする。

【試合開始1分30秒前】

先発メンバーは、アタックラインを先頭に記録席側を向いてサーブ順に横一列で並ぶ。また、ゲームキャプテンは手を挙げて示す。

【試合開始0分前】

試合開始。主審はサービス許可の吹笛をする。

 

この一連の試合開始までの手順をプロトコールと呼びます。

 

公式ウォームアップ

公式ウォームアップとは、プロトコールで決められた公式練習の時間のことを指しています。

相手チームと同時に公式練習をおこなう場合とチームがそれぞれ単独で公式練習を行う場合で設定時間は異なります。

 

試合が3セットマッチの時は、相手チームと同時に公式練習を行う場合は6分間、それぞれのチームで公式練習を行う場合は、1チーム3分間と定められています。

 

また、試合が5セットマッチの時は、相手チームと同時に公式練習を行う場合は10分間、それぞれのチームで公式練習を行う場合は1チーム5分間と定められています。

それぞれのチームで公式練習を行う場合は、試合開始前のコイントスによって サーブを先に打つと決まったチームから公式ウォームアップをすることになっています。

 

スターティング・ライン・アップ

スターティング・ライン・アップとは、試合の各セットのスターティング・メンバー6人とリベロのことを指します。

バレーボールは試合中の選手の交代が多い競技ですが、その中でチームの中心となって試合に出場する選手のことをスターティング・メンバーといいます。

そのチームの中心となって試合でたたかうメンバーのことです。

 

鎌田 聡
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鎌田 聡

鎌田 聡

スポ少指導歴18年、スポーツ推進委員歴10年の経験を活かし、主にバレーボール関連のスポーツライターに。自身もバレーボール歴34年の経験を持ち、バレーボール全般に関する悩みを解消し、健康で豊かな人生を送るための情報を発信します。

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