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審判に関する用語!バレーボールの試合に欠かせないスタッフ!

 2018/11/04 審判
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バレーボールの審判に関する用語を解説。主審・副審・ラインズマンをはじめ、審判に関わる用語を紹介します。ぜひご覧ください!

 

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審判

試合中のさまざまな判定を行い、ハンドシグナルをもちいて判定内容を選手やスタッフ、観客などに伝える役割の人を審判といいます。

主審や副審、線審(ラインズマン)、記録員、アシスタント・スコアラーといった種類があります。審判の中でも主審と副審においてのみ、試合中に吹笛(すいてき)できます。

 

線審(ラインズマン)

エンドラインとサイドライン上のインアウトを判定してフラッグ・シグナルを送る審判のことを線審(ラインズマン)といいます。

線審はおもにエンドラインをみる人が2人、サイドラインをみる人が2人と合計4人が配置されます。40cm四方の赤や黄色など鮮やかで目立つ色の旗を使用します。線審の判定はつぎの通りです。

 

  • 担当するラインの近くに落ちたボールのイン・アウトのジャッジ
  • マーカー外をボールが通過した場合
  • レシーブ側のチームがボールに接触(ブロック・レシーブ)
  • ボールがアンテナに触れた場合
  • サーブエリア外、またはエンドラインを踏み越してサーブを打った場合

 

ボール・リトリバー

試合時間でのロスを最小限にするため、サーバーにすばやくボールを渡す人のことをボール・リトリバーといいます。

ボールを3個使用してスムーズにボールが回るよう事前に準備します。

他のスポーツのボールを渡す要員であるボールパーソンとはことなり、バレーボールのボールパーソンであるボールリトリバーは定位置が定められています。

 

判定員

バレーボールの基本技術のデータの処理を行い、公式記録としてのデータを出すことのできる人を「技術統計判定員」または「判定員」といいます。

判定員には以下の三種類の資格が存在し、それぞれ行うことができる内容がことなります。

 

  1. 技術統計判定指導員(判定員や上級判定員の指導にあたる人)
  2. 技術統計上級判定員(FIVB国際大会の技術統計の判定ができる人)
  3. 技術統計判定員(JVA公式国内大会の判定ができる人)

 

判定をおこなう際は3人1組となり、判定をする人と各データをパソコンに入力する人、そしてそのデータをバックアップをとる人にわかれて作業を行います。

パソコンに入力するときには専用のソフトを使用します。

Vリーグなどで使用する専用のソフトはjVIS(japan volleyball information system)、国際大会などで使用する専用のソフトはVIS(volleyball information system)です。これらのソフトは基本的には配布はされていません。

 

ラインジャッジ

エンドラインとサイドライン上の判定をしてフラッグ・シグナルを送る審判のことをラインジャッジといいます。線審やラインズマンと言われることもあり、3つともすべて同じ意味で用いられます。

 

警告

試合進行を遅延する行為や軽い反則行為に対して、主審がゲーム・キャプテンに与える注意のことを警告といいます。警告は個人に対してではなく、そのチーム全体に対して行われます。

2回警告を受けるとイエローカードになり、相手チームに1点が加点され、またサーブ権も相手に移ります。警告の対象となるつぎの通りです。

 

  • 審判の判定に強く抗議する行為(選手に抗議する権利はなく、キャプテンによる確認のみしか許可されていないため)
  • 相手を威嚇する行為(わざと相手チームに向けてガッツポーズをとる、相手コートに入って相手チーム選手に抗議するなど)
  • 試合を遅延させる行為(タイムアウトの制限時間を守らなかったり、選手の判断で勝手にモッパーを入れたりするなど)

 

イエローカード

試合進行の遅延につながる行為や反則行為に対して出されるカードがイエローカードです。遅延行為の場合、1回目は口頭で警告し、それでも繰り返し遅延行為があったとき、2回目はイエローカードが出されます。

他にも審判の判定にクレームをつけるなど無作法な行為があったときもイエローカードが出されます。

主審からイエローカードとレッドカードを同時に示された場合は失格となり、その試合に出場することができなくなります。

 

レッドカード

レッドカードのみを示された場合とイエローカードとレッドカードを同時に示された場合、また、イエローカードとレッドカードを別々に示された場合のそれぞれで措置が異なります。

主審からレッドカードのみを示された場合は、一発退場です。その時点でその試合に出ることはできません。そのセットの間ペナルティエリアに座らせられます。

主審からイエローカードとレッドカードを同時に示された場合は完全失格となり、その試合に出場できなくなってしまいます。

 

失格

バレーボールのペナルティの中のひとつに失格があります。主審からイエローカードとレッドカードが示されると失格となり、それ以降その試合自体に出場できなくなります。

 

退場

バレーボールのペナルティの中のひとつに退場があります。

例えば審判の判定に対して異議をとなえ、イエローカードを出されたのにも関わらず、2回目の警告を受けた場合はレッドカードが出されます。

 

レットカードが出されれば即退場となり、そのセットの間ペナルティエリア内の椅子に座らされます。

また、審判や相手の選手に侮辱的な言葉を発したときもレットカードが出され、同じく退場の処置が取られます。

 

罰則

罰則とは役員や相手チーム、観客などに対して不当な行いをした際に、主審がそのチームや該当プレーヤー、あるいはスタッフなどの個人に下すことができます。

不当な行いの程度に応じて、反則・退場・失格のどれかが選択されることになっています。試合進行に対しての遅延行為も2回警告しても改善されなかった場合は主審からイエローカードが示され、罰則が適用されます。

 

フラッグ・シグナル

線審(ラインズマン・ラインジャッジ)がもつ旗で判定内容を示すことをフラッグ・シグナルといいます。フラッグ・シグナルで示される内容は以下の通りです。

 

  • 担当するラインの近くに落ちたボールのインやアウトのジャッジ(インの際は旗を下に、アウトの際は旗を上にあげる)
  • マーカー外をボールが通過した場合(マーカーを指さしてもう片方の手で旗をあげ、一往復振る)
  • レシーブ側のチームがアウトボールに接触した場合(旗の上に片手の手のひらを乗せ、胸の高さに上げる)
  • プレーヤーがアンテナに触れた場合(アンテナを指さしてもう片方の手で旗をあげ、一往復振る)
  • サーブエリア外、または、エンドラインを踏み越してサーブを打った場合(ラインを指さしてもう片方の手で旗をあげ、一往復振る)

 

 

鎌田 聡
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鎌田 聡

鎌田 聡

スポ少指導歴18年、スポーツ推進委員歴10年の経験を活かし、主にバレーボール関連のスポーツライターに。自身もバレーボール歴34年の経験を持ち、バレーボール全般に関する悩みを解消し、健康で豊かな人生を送るための情報を発信します。

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