審判に関する用語!バレーボールの試合に欠かせないスタッフ!
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バレーボールの審判に関する用語を解説。主審・副審・ラインズマンをはじめ、審判に関わる用語を紹介します。ぜひご覧ください!
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審判
試合中のさまざまな判定を行い、ハンドシグナルをもちいて判定内容を選手やスタッフ、観客などに伝える役割の人を審判といいます。
主審や副審、線審(ラインズマン)、記録員、アシスタント・スコアラーといった種類があります。審判の中でも主審と副審においてのみ、試合中に吹笛(すいてき)できます。
線審(ラインズマン)
エンドラインとサイドライン上のインアウトを判定してフラッグ・シグナルを送る審判のことを線審(ラインズマン)といいます。
線審はおもにエンドラインをみる人が2人、サイドラインをみる人が2人と合計4人が配置されます。40cm四方の赤や黄色など鮮やかで目立つ色の旗を使用します。線審の判定はつぎの通りです。
- 担当するラインの近くに落ちたボールのイン・アウトのジャッジ
- マーカー外をボールが通過した場合
- レシーブ側のチームがボールに接触(ブロック・レシーブ)
- ボールがアンテナに触れた場合
- サーブエリア外、またはエンドラインを踏み越してサーブを打った場合
ボール・リトリバー
試合時間でのロスを最小限にするため、サーバーにすばやくボールを渡す人のことをボール・リトリバーといいます。
ボールを3個使用してスムーズにボールが回るよう事前に準備します。
他のスポーツのボールを渡す要員であるボールパーソンとはことなり、バレーボールのボールパーソンであるボールリトリバーは定位置が定められています。
判定員
バレーボールの基本技術のデータの処理を行い、公式記録としてのデータを出すことのできる人を「技術統計判定員」または「判定員」といいます。
判定員には以下の三種類の資格が存在し、それぞれ行うことができる内容がことなります。
- 技術統計判定指導員(判定員や上級判定員の指導にあたる人)
- 技術統計上級判定員(FIVB国際大会の技術統計の判定ができる人)
- 技術統計判定員(JVA公式国内大会の判定ができる人)
判定をおこなう際は3人1組となり、判定をする人と各データをパソコンに入力する人、そしてそのデータをバックアップをとる人にわかれて作業を行います。
パソコンに入力するときには専用のソフトを使用します。
Vリーグなどで使用する専用のソフトはjVIS(japan volleyball information system)、国際大会などで使用する専用のソフトはVIS(volleyball information system)です。これらのソフトは基本的には配布はされていません。
ラインジャッジ
エンドラインとサイドライン上の判定をしてフラッグ・シグナルを送る審判のことをラインジャッジといいます。線審やラインズマンと言われることもあり、3つともすべて同じ意味で用いられます。
警告
試合進行を遅延する行為や軽い反則行為に対して、主審がゲーム・キャプテンに与える注意のことを警告といいます。警告は個人に対してではなく、そのチーム全体に対して行われます。
2回警告を受けるとイエローカードになり、相手チームに1点が加点され、またサーブ権も相手に移ります。警告の対象となるつぎの通りです。
- 審判の判定に強く抗議する行為(選手に抗議する権利はなく、キャプテンによる確認のみしか許可されていないため)
- 相手を威嚇する行為(わざと相手チームに向けてガッツポーズをとる、相手コートに入って相手チーム選手に抗議するなど)
- 試合を遅延させる行為(タイムアウトの制限時間を守らなかったり、選手の判断で勝手にモッパーを入れたりするなど)
イエローカード
試合進行の遅延につながる行為や反則行為に対して出されるカードがイエローカードです。遅延行為の場合、1回目は口頭で警告し、それでも繰り返し遅延行為があったとき、2回目はイエローカードが出されます。
他にも審判の判定にクレームをつけるなど無作法な行為があったときもイエローカードが出されます。
主審からイエローカードとレッドカードを同時に示された場合は失格となり、その試合に出場することができなくなります。
レッドカード
レッドカードのみを示された場合とイエローカードとレッドカードを同時に示された場合、また、イエローカードとレッドカードを別々に示された場合のそれぞれで措置が異なります。
主審からレッドカードのみを示された場合は、一発退場です。その時点でその試合に出ることはできません。そのセットの間ペナルティエリアに座らせられます。
主審からイエローカードとレッドカードを同時に示された場合は完全失格となり、その試合に出場できなくなってしまいます。
失格
バレーボールのペナルティの中のひとつに失格があります。主審からイエローカードとレッドカードが示されると失格となり、それ以降その試合自体に出場できなくなります。
退場
バレーボールのペナルティの中のひとつに退場があります。
例えば審判の判定に対して異議をとなえ、イエローカードを出されたのにも関わらず、2回目の警告を受けた場合はレッドカードが出されます。
レットカードが出されれば即退場となり、そのセットの間ペナルティエリア内の椅子に座らされます。
また、審判や相手の選手に侮辱的な言葉を発したときもレットカードが出され、同じく退場の処置が取られます。
罰則
罰則とは役員や相手チーム、観客などに対して不当な行いをした際に、主審がそのチームや該当プレーヤー、あるいはスタッフなどの個人に下すことができます。
不当な行いの程度に応じて、反則・退場・失格のどれかが選択されることになっています。試合進行に対しての遅延行為も2回警告しても改善されなかった場合は主審からイエローカードが示され、罰則が適用されます。
フラッグ・シグナル
線審(ラインズマン・ラインジャッジ)がもつ旗で判定内容を示すことをフラッグ・シグナルといいます。フラッグ・シグナルで示される内容は以下の通りです。
- 担当するラインの近くに落ちたボールのインやアウトのジャッジ(インの際は旗を下に、アウトの際は旗を上にあげる)
- マーカー外をボールが通過した場合(マーカーを指さしてもう片方の手で旗をあげ、一往復振る)
- レシーブ側のチームがアウトボールに接触した場合(旗の上に片手の手のひらを乗せ、胸の高さに上げる)
- プレーヤーがアンテナに触れた場合(アンテナを指さしてもう片方の手で旗をあげ、一往復振る)
- サーブエリア外、または、エンドラインを踏み越してサーブを打った場合(ラインを指さしてもう片方の手で旗をあげ、一往復振る)

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