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ブロックアウト&リバウンドの練習方法!アタック決定率を上げるテクニック!

 2018/09/24 スパイク(アタック)
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スパイクもしっかり打てるようになった、コースも打ち分けられるようになった、このレベルまで達するともうあなたは素晴らしいプレイヤーのひとりです。

ここからもっと上のレベルでプレーするためには、テクニックを磨いていかなければなりません。

今回は相手のブロックをうまく利用してポイントを取る「ブロックアウト」の方法と、トスが悪いときに立てなおすための「リバウンド」の方法について詳しく紹介します。

ぜひ最後までお付き合いくださいね!

 

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アタックのブロックアウト&リバウンドとは?

相手のブロッカーの壁が厚いときや、スパイクのコースを完全に読まれてしまったと感じたときなどに、アタックしたボールを意図的に相手ブロックに当ててアウトにさせるプレーをブロックアウトといいます。

ブロックアウトは、相手のブロックが高いときや、2枚以上とばれてブロックの隙間がないときなどにつかうと有利です。しかしブロックに止められてしまうこともあるので、味方のフォローが大切です。

また、試合ではトスが乱れてネットに近すぎたり遠すぎたりして、スパイクが打てそうにないケースが多々あります。そんなときに相手のブロックに当てたボールを味方のコートに戻してチャンスボールにすることをリバウンドといいます。

ただし相手のブロッカーが高い選手だと、低い位置からリバウンドをねらってしまうとブロックにつかまってしまうことがあります。できるだけ高い位置でやるようにしましょう。

 

ブロックアウト&リバウンドの正しいフォームとは?(動作の流れ)

ブロックアウトする場合は、

  • まずは相手のブロックの位置をみて把握する
  • ネットに対し正面に向くようにジャンプする
  • 相手のブロックの指先を狙ってスパイクする
  • または相手のブロックの外側を狙ってスパイクする
  • 体の中心に近い場所でボールをとらえマーカー側に弾き出すように打つ
  • スイングは通常時のように真っすぐではなく斜めにスイングする

リバウンドする場合は、

  • ネットに近いトスが上がってきたらリバウンドに切り替える
  • 相手のブロックの位置を把握するしてジャンプする
  • どのブロックでリバウンドをとるか選択する
  • 相手ブロックの手のひらをねらってプッシュする
  • この時に相手のブロックに確実に触ることを手で確認
  • 自分でボールを拾う場合は弱めにプッシュ
  • 味方にひろってもらう場合は強めにプッシュする

 

ブロックアウト&リバウンドのポイントとは?

ブロックアウトとリバウンドのポイントを紹介します。

ブロックアウト

ブロックアウトの方法はふたつあります。ひとつはインパクトの瞬間に手首を思いきりアンテナ方向(サイドライン側)にひねって、ボールを相手のブロックを利用してコートの外に打つ方法です。

また、相手のブロックの指先を利用してワンタッチをねらい、エンドラインをこしてポイントを取る方法もあります。

 

もうひとつはプッシュで得点をとる方法です。相手のブロックが確実にボールに触った感覚があったら、プッシュでボールを外に押しだす動作をするとかなりの高確率でポイントが取れます。

ただし、高いレベルのチームの試合になると、ブロックアウトをねらったプレーを読まれることがあります。相手のブロックがブロックアウトを察知して直前に手を引っ込める場合があるので、普段の練習からいろいろなことを想定して取り組みましょう。

 

リバウンド

相手のブロッカーの手に軽くうつ感覚でプッシュします。スパイクの時よりも少しジャンプのタイミングを遅らせることがポイントです。相手のブロックをしっかりとみて、プッシュすることがリバウンドをしっかりと取るコツです。

この時にギリギリまで強打を打つようなスタンスでプレーすると、相手のブロッカーにリバウンドだとバレにくくなります。

 

ブロックアウト&リバウンドの練習方法!

相手のブロックが見えない!そんなときは?

ブロックが見えるようになれば、ブロックアウトは必ずできます。

しかしスパイクを打つ時に、圧倒的に相手のブロックが見えないという人が多いです。その理由は、セッターからトスが上がってスパイクの動作に入った時に、ボールしか見ていないから相手のブロックが見えないのです。

これは最初はなかなかできません。でも、できないからと言って落ち込む必要もまったくありません。なぜなら最初はできないのが当たり前だからです(笑)

 

ではブロックアウトの練習方法をお伝えしますね!

 

まずはじめは、わざとブロックに当ててスパイクを打つ練習をします。ブロックが全く見えていないとそもそもブロックにあたらないと思います。

大切なことは、何度も相手のブロッカーを意識しながらスパイクを打つと「この辺にブロッカーの手があるな」とかわかるようになってきます。信じられないかもしれませんが、本当のことです。

 

あとは視野を広げることですね。スパイクを打つ瞬間にデジタルカメラで写真を撮ったような感覚で、広い視野を意識すると、ブロックどころか、相手のコート全体も見えます。この感覚をぜひ身につけてほしいです。

 

大切なことなので、もう1度いいますね。

「相手のブロッカーを意識しながらスパイクを打つ」

 

たったこれだけで相手のブロックが見えるようになります。少しずつブロックが視野に入ってきたら、相手の指先をねらったスパイクを打つブロックアウトを練習しましょう。

 

ブロックアウトはココをねらえ!

ブロックアウトをとるために、相手のブロッカーの狙いどころは大きく分けて2カ所です。特にブロッカーの手の力が入りにくい指先、外側の小指と薬指の近くをねらってコース外側にボールを弾きだします。

アウトボールにならないように、ブロックをよく見て打ちましょう。

 

ブロックアウト&リバウンドの上達方法は?

ブロックアウトの上達方法

確実にブロックアウトでポイントを取る方法を紹介します。アンテナの方向にボールを払う方法です。まず、スパイクを打つ瞬間に相手のブロックにわざとプッシュで当てます。

指先の感覚で相手のブロックにボールが触れて押し戻そうとする瞬間に、ボールをアンテナの外側にプッシュして押し出します。この方法は確実にブロックアウトでポイントが取れます。

ポイントは、相手のブロッカーから押され負けしないように、しっかりと押し出すことです。

 

練習の方法は、ネットの高さを下げて足がついた状態で行うといいです。スパイカーとブロッカーがネットごしに向き合い、ネットの上で押し合って再現するとイメージできると思います。

 

リバウンドの上達方法

オーバーハンドパスも併用して練習しましょう。あらかじめボールが跳ね返ってくるコースを読みながらレシーブで拾えばベターですが、もしオーバーハンドで拾えるなら、チャンスボールとなり攻撃のチャンスはいちだんと広がります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ブロックアウトをとるためには、当然ブロックをしっかりと見て冷静にボールをはじき出すことが大切です。しかし、あまり使い過ぎると相手のブロッカーも警戒しますので、試合ではやりすぎには注意しましょう。

リバウンドは、リバウンド後にすぐに打てる姿勢を整えることが大切です。味方に拾ってもらう時は「頼む!」などの声をしっかりとかけて確実にボールを上げましょう。

 

 

鎌田 聡
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