バレーオーバーパス(オーバーハンドパス)の練習方法!上達のコツとは?
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バレーボールのオーバーパス(オーバーハンドパス)がなかなかうまくならない!
できることなら自宅でコッソリ練習して、先輩や上級生を驚かせたい!そんな風に思っていませんか?
この記事はオーバーパスの正しいフォームなど一般的な練習方法から、私が特に効果があると思った練習方法も公開しています。
分かりやすい動画と指導者目線で初心者がつまずくポイントも解説していますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!
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Contents
オーバーパス(オーバーハンドパス)の正しいフォーム
足は肩幅ぐらいでひらき、片足を一歩前にふみ出します。前にだす足は利き腕の反対側(右利きなら左足)がいいでしょう。両ひざを軽くまげて腰を少しおとします。うでは顔の前で「ハの字」を作り、ヒジは肩よりも高い位置にくるように構えます。
ボールをとらえる手は人さし指と親指でボールを包み込むような感じで三角形をつくります。両手でつくった三角形からボールをのぞきこむように上目づかいでボールを見るのがコツです。
オーバーハンドパスの基本の動きを紹介します。
- ヒザを軽く曲げ、すぐに動けるよう準備する
- ボールがくる方へ向きながら両手を上げる
- ボールの下に入り込み額の前にあげた両手の三角形から落下するボールを見る
- 手首をしなやかに両手で包み込むようにしながらボールのスピードを吸収する
- 曲げたヒザを伸ばす力と手首のスナップで伸び上がるようにパスを出す
- パスを出す方向に体を向け後ろから前に重心を移しながらボールを送り出す
いつも体の正面、ひたいの上、同じ位置でボールを受けることが大切です。そのためにも素早くボールの落下地点に入り、正しいフォームでパスをしましょう。
オーバーハンドパス(オーバーパス)の練習方法
基本は2人で行いますが、一人や複数でできるいくつかのパスの練習方法を紹介します。
ひとりでパス
1人で頭の真上に連続してパスをします。サッカーで言うリフティングと同じようなものです。まずボールの感触から感覚をつかみます。最低でも5~10回連続でできるようになれば、ボールをとらえる位置はマスターできたと思います。
連続でできるようになったら、少し高めのオーバーハンドパスに挑戦しましょう。だいたい2m程度の高さが目安です。少しずつ押しだす力を強めていくことで、押し出す力に対するボールが飛ぶ距離感をつかむためのい練習です。
壁パス
1人で行うパスで、フォームを維持しながらボールをコントロールします。手首の使い方、ひざの使い方を意識しながら、壁に向かってパスをする練習です。
最初はボールを持ってから壁に向かってパスし、感覚をつかんでいきましょう。
『練習のポイント』
- まずは、壁から1.5mほど離れて、壁に向かってパスする
- 連続20回から30回が目標にしてください。手首の使い方を意識すること
- 徐々に壁から離れて行き、距離を伸ばすしてもフォームを維持できるようにする
- できるようになったら姿勢の高さを調整したり、ジャンプパスにも挑戦してみる
キャッチパス
2人1組で行うパスです。ひとりがボール出し、もうひとりがオーバーパスをキャッチします。これはボールの落下位置に正確にはいることと、キャッチしたときの姿勢が正しくできているか確認するための練習です。
何度も練習して同じ位置、同じ姿勢でできるようになったら、次は飛んできたボールを音を立てないよう、いったんやわらかくキャッチした後そのまま相手にパスをします。
正確にキャッチできてないと、うまく相手に届きません。初心者向きですが、基本を養うには良い練習です。
ロングパス
2人1組で行うパスです。天井に届くくらいの大きなパスを、ワンバウンドでとり、同じように大きなパスを返します。これを繰り返します。ワンバウンドさせることでボールの下に入り込みやすくなります。
何十回かパスをして慣れてきたら、わざと返すパスの距離を変えましょう。ただ、あまり極端に変えるのではなく、相手が1~2メートルうごくぐらいの距離にしましょう。
どこに来るのかを予測して、ボールの下に入り込むのがポイントです。
円陣パス
1人1個ずつボールを持ち、6~10人ぐらいで円陣を組みます。円の中心に1人立ち、中心の人へ順番に山なりのボールを投げ、中心の人はオーバーハンドパスで返します。
中心の人が回りながら全員のボールを受けたら交代します。声を掛け合いながら、スピードアップして行きます。初心者向きで、人数が多いときやコートが使えないときなどに良いでしょう。
待っている人はつま先立ちなどをすると、筋力トレーニングにもなります。
オーバーパス(オーバーハンドパス)の上達のコツ
オーバーハンドパスの上達のポイントを紹介します。
手のカタチを身につける
ボールを床に置いて、上から両手で三角形を作るようにしてつかみます。そのまま額の上にもってくれば、ボールを受ける基本のフォームです。
オデコの前で三角形を作る意識で練習
額の前で両手のひらを上に向け、親指と人差し指で三角形を作るようにボールを受けます。肘は脇の下が見えるくらいしっかり上げましょう。肘が下がると、額の前で三角形を作れなくなってしまいます。
両手全体をボールに合わせて丸く構える意識で練習に取り組みましょう。
『注意するポイント』
- しっかりと肘を開いて、肘と手首の力を使ってボールを運ぶことを意識する
- あごが上がらないように注意します。常に上目遣いでボールをとらえる
ボールを挟んでスナップを身につける
基本の手のカタチでボールを持ちます。そのまま手首を外側に返して親指と人さし指でボールをはさみます。これがボールを送り出すときの基本です。
この練習を繰り返し、手首の返し(スナップ)をマスターしましょう。
動画で学ぶ!上達するオーバーパス(オーバーハンドパス)の練習方法!
この動画は女子の9人制社会人バレーボール、全国でもトップチームの富士通テン(現在はデンソーテン)の監督さんが指導している動画です。
初心者の方向けにわかりやすいオーバーハンドパスを解説しているので、動画をよく見て繰り返し練習してくださいね!
続いては初心者がハマりやすいオーバーハンドパスの悩みと、その解決方法を紹介します。
指導者が教えるオーバーパス(オーバーハンドパス)の悩み解決方法!
まず、バレーボールのオーバーパスで初心者がつまずく要因を挙げてみます。
- 手の使い方がわからない
- ぜんぜん上達しない
- パスをするときゴツっとなる
- 指先だけでパスをしてしまう
- 失敗するのがはずかしい
- 両手の形がバラバラになる
- やわらかく手首を使えるようになりたい
- オーバーパスが遠くまで飛ばない
- 人と比べて指の力が弱い
どうでしょうか?
あなたにあてはまるものがひとつであれば、それがオーバーハンドパスの悩みにもなっていると思います。長年小学生を指導してきて、オーバーハンドパスがうまくできない原因は次の3つです。
- パスを受けるときボールの落下地点に入っていない
- 右足と左足が前後に開きすぎて土台が安定しない
- 手だけで上げようとする
できるようになるまで繰り返し練習しましょう!
自宅でできるオーバーハンドパスの練習方法とは?
オーバーハンドパスがうまくできない人にまず私が教えているのは「ひとりでオーバーパス」の練習方法です。これは体育館で練習してもいいですし、自宅に帰ってひとりでもできる練習方法です。
手順を示します。
直上キャッチ
まず両足を肩幅程度に開き、オーバーハンドパスの姿勢を取ります。次に両手でボールを直上に上げ、両手で三角形を作りおでこの前でキャッチします。
この時に大切なのがボールの落下地点にはいり、体を沈み込ませて低い姿勢でキャッチすることです。この姿勢がパスを受けるときの基本です。何度やってもおなじ形でキャッチできるまで繰り返し練習しましょう。
これはオーバーパスの練習方法で紹介したひとり練習と同じです。自宅でもできる練習です。
直上オーバーパス
直上キャッチができるようになったら次は直上オーバーパスにチャレンジしましょう。
両手でボールを直上に上げ、連続でひとりオーバーパスをします。オーバーパスが真上に上がれは、ボールの下に入る、手首の使い方があっているということです。
逆に前に行ったりうしろに行ったりオーバーハンドパスが安定しないときは正しくボールの下に入れていない、手首の使い方が良くないということです。
まずは5回連続で直上オーバーパスができるよう目標を設定し、5回できたら次は10回、20回と目標を高く設定していくことがオーバーハンドパス上達のコツです。
直上オーバーパスができたら次のステップへ
直上オーバーパスができるようになれば、体重移行や基本のフォームが身に付いてきたと言えます。次はこの記事でも紹介している壁パス、キャッチパス、ロングパス、円陣パスなどいろいろなオーバーハンドパスの練習にチャレンジしましょう。
最終的には2人でオーバーパスができるようになるまで、しっかりと練習していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
バレーボール初心者がはじめに練習するオーバーハンドパスの練習方法を紹介しました。はじめから誰もができるわけではないので、根気よく練習に取り組みましょう。
失敗から学び、正しいフォームで繰り返し練習することで必ず流れるようなやわらかいオーバーハンドパスができます!
頑張ってください!
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