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【バレーボール】強いスパイクの打ち方とは?必要な3つの練習方法を解説!

 2019/05/06 練習メニュー
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『なかなか強いスパイクが打てない!』

何とか強いスパイクを打つ練習方法が知りたいと思いませんか?バレーボールのスパイカーなら、強くてカッコイイ、そしてポイントを取れるスパイクに憧れますよね!

この記事では、強いスパイクを打つ練習方法をまとめてみました。それと強いスパイクをうつという考え方も紹介しています。

あなたにとって、目からうろこの記事になるかもしれません。ぜひ最後までお付き合いくださいね!

 

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あなたは強いスパイクが打てますか?

強いスパイクを打つには、この3つが大切です。

  1. 正しいフォームでスパイクを打つ
  2. 強いスパイクを打つための筋力をつける
  3. 強いスパイクを打つための練習をする

 

それではひとつずつ説明します。

正しいフォームでスパイクを打つ

 

強いスパイクを打つためには、正しいスパイクフォームで打つことが大切です。

なぜならば、正しいフォームで打たないと、からだ全体の力がスパイクしたボールに伝わらないからです。ボールに力が加わらなければ、強いスパイクは打てません。

まずはスパイクの正しいフォームを身に付けましょう。

 

スパイクフォームは、こちらの記事を参考にしてください。

スパイクフォームが身についたら、次はスパイクを打つポイントを紹介します。

 

スパイクを打つポイントは体の少し前で

ボールを打つ瞬間、強いボールを打つためには、体の中心線から前側で打つ必要があります。これは、バレーボールだけでなく、他のスポーツでも当てはまります。

  • 野球でホームランボールを打つ
  • サッカーで強いボールをける
  • ゴルフでボールを遠くまで飛ばす
  • テニスで強いボールを打つ

 

このように、どのスポーツの場合でも体の中心線より前側で打っています。

バレーボールのスパイクでは、ジャンプするときに最後の2歩のステップで、しっかりと真上にジャンプできてない場合は、体の真上かうしろ側でボールを打っている場合があります。

 

これでは強いスパイクは打てません。

最後のステップが「かかと」から入っているかチェックして、真上にジャンプできるようにしてください。

どうしても前に飛ぶジャンプが治らない場合は、トスの上がってくる場所よりうしろからジャンプしてみてください。

 

強いスパイクはひじを伸ばして高い打点で打つ

強いスパイクは、自分のいちばん高い打点で打つことも大切です。次の2つのトスでの打点の合わせ方を紹介します。

  • 平行トス
  • オープントス

 

【平行トス】
高い打点で打つために、比較的簡単なのは平行トスです。平行トスは横にボールが移動してくるので、セッターが送り出したスピードのままか、それよりも遅くなって打つ場所まできます。

ただし、トスが合わせやすい反面、タイミングを合わせるのが難しいというデメリットもあります。ある程度、スパイクのレベルが上がってから練習するのをおススメします。

 

【オープントス】
つぎは高いオープントスです。

高いオープントスは、セッターが高く上げたボールのスピードが頂点でなくなり、そこからスピードが加わりながら落ちてきます。

高いトスは落ちながらボールの落下速度が増して落ちてくるので、タイミングを取るのがすこし難しいのです。

 

しかしオープントスは試合でも良く上がるトスなので、しっかりとタイミングを合わせる練習を行いましょう。

ひじを伸ばして、自分の一番いいスイングで打たないと強いスパイクは打てません。

 

強いスパイクは速いスイングで打つ!

スパイクのタイミングはしっかりと取れたでしょうか?

タイミングが合ったなら、強いスパイクを打つために次に大切なのは「スイングを速くすること」です。

スパイクのスイングを速くするために必要なのは次のことです。

  • 速いスイングを意識的に行う
  • ボールを打ったあとは腕を振りきる
  • 速いスイングを行うための筋力をつける

 

強いスパイクを打つためには、速いスイングができるように意識的に練習してください。しかし早いスイングを意識すると、ボールがうまく手にあたらない場合もあると思います。

まずは、正しい場所で手に当てるのは2の次で、速いスイングを心がけるようにしましょう。

スパイクでミートする練習を紹介する記事はこちら

強いスパイクを打つためには、ボールを打ったあとにしっかりと腕を振りきるように心がけましょう。何度も練習しているうちに、きれいなフォームで一番いい場所で打てます。

速いスイングを行うための筋力をつける方法は、次の章で紹介します。

 

強いスパイクを打つための筋力をつける

強いスパイクを打つには強い筋力が必要です。強い筋力をつけるために「筋肉トレーニング」を行いましょう。

強いスパイクを打つために、と言うよりはバレーボールで必要な筋肉を効果的に鍛えましょう。

バレーボールに必要な筋トレについては、こちらにまとめてあります。

強いスパイクを打つためには、ジャンプ力をつけるための筋力トレーニングが必要です。ジャンプ力を鍛えるにはスクワットやプライオメトリクス系の運動がおススメです。

バレーボールでジャンプ力を上げる筋トレはこちらの記事を参考にしてください。

 

強いスパイクを打つための練習方法とは?

それでは強いスパイクを打つために、どのような練習をすればいいのでしょうか。練習方法を紹介します。

テニスボールを使った練習

テニスボールを使い、スパイクのフォームで壁に向かって速いスパイクのスイングで、投げる練習をしてください。

スパイクと同じフォームでジャンプして、テニスボールをネット越しに相手のコートに投げ入れるのがコツです。

この練習で、早いスイングの感覚を養うことができます。

 

ボールを使った壁打ち

壁打ちも、スパイクのタイミングとスイングスピードを上げるよい練習です。壁に向かいジャンプをせずに自分で高くボールを投げ上げて、壁に向かって打ってください。

正しく手に当てることと、正しい位置、速いスイングで打つことに集中して取り組んでください。

 

ひとりバックアタック

バックアタックの打ち方も、強いスパイクを打つ練習のひとつです。

「なぜバックアタックなの?」と思うかもしれませんが、ひとつの例として「ジャンプサーブ」をイメージしてください。

スパイクを打つフォームで強いサーブを打っていますよね?バックアタックも同じです。バックアタックの練習から、強いスパイクを打つコツをつかみます。

 

ひとりでもできる練習です。

アタックラインよりうしろから、自分でボールを高く投げ上げてジャンプして相手コートにスパイクしてください。これを繰り返すことによって、強いスパイクをうつタイミングを身につけることができます。

 

セッターのトスを打つ

つぎは実際にセッターにトスを上げてもらい、スパイクを打ちます。トスを上げてもらうポイントは、まずはネットから離してアタックライン付近からスパイクを打つこと。手順は次の通りです。

  1. アタックラインよりうしろに構える。
  2. セッターにネットより約2メートルのトスを上げてもらう
  3. まずはアタックライン付近からスパイクする
  4. タイミングが合ってきたらだんだんネットの近くにボールを上げてもらう
  5. 自分のいちばん高い打点で速いスイングで打つこと

 

ぜひ練習してみてください。

 

強いスパイクにこだわらずに点を取る方法とは?

ここまで強いスパイクを身につける方法を紹介してきました。

確かに強いスパイクが打てればカッコいいですし、自分の満足度も上がります。見ている周りの人たちからも称賛の声も上がるでしょう。

 

本当に強いスパイクが必要なのか?

しかし、ここで考えてほしいのです。

スパイカーの役割とは何でしょう?そうです。点を取ることです。

 

今回のテーマの、強いスパイクを打つという事は、点を取る意味で確かに大切なことです。しかし、現実を見てみると、試合でスパイクをするときは、ほとんどブロックがつきます。

強いスパイクばかりに気を取られていると、ブロックに引っかかりシャットアウトされます。

 

強いスパイクが打てれば勝てるという思い込み

実は、私の高校生時代の考えはこうでした。

「強いスパイクが打てるようになれば点が取れる!」

しかし、この考えは正解ではありませんでした。大会の初戦や2回戦でしたら、強いスパイクを打てれば、それなりに点は取れます。

 

でもベスト4や決勝戦のレベルになると、強いスパイクを打つだけではチームを勝利に導くことはできません。

なぜなら対戦チームの選手のレベルも上がるので、相手のブロックが高くて技術もあるので、ただ強いスパイクだけでは決まらないのです。

 

スパイカーの役割とは「点を取ること」と紹介しました。そこにフォーカスすれば、「強いスパイクを打つ」ことだけにこだわらなくてもいいのです。

では一体、どうしたら良いのでしょう?

 

スパイクで点を取る方法とは?

スパイクで点を取る方法はいろいろあります。

  • ブロックアウトを取る
  • コースを打ち分ける
  • フェイントを使う

 

もちろん、強いスパイクを身につけることはスパイカーにとっても大切です。しかし、そのことを頭に入れながら、その状況に応じた臨機応変の考えを身につければスパイカーとしての幅も広がります。

 

例えば、ブロックアウトを取る技術を身につければ、高い確率で点を取れます。そして、強いスパイクが打てるからこそ、フェイントもきまります。

コースを打ち分ける技術が身につけば、点を取れるスパイカーになれます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

強いスパイクを打つために必要なことをまとめてみました。強いスパイクを打つためには正しいフォームを身につけること、筋力アップをすること、しっかりと練習することなどをお伝えしてきました。

 

確かに強いスパイクはカッコいいし、得点する確率も上がりますが、強いスパイクが打てる=チームの勝利となる訳では必ずしもありません。

スパイカーとして大切なことは、強いスパイクを打つことより、いかに効率よくポイントを取るか!の方が重要です。

 

個人の能力も大切ですが、チームとして相手よりも1点でも多く取ることが、チームの勝利に貢献するのです。ぜひ考えてみてはいかがでしょうか?

 

 

鎌田 聡
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鎌田 聡

鎌田 聡

スポーツ少年団指導歴18年、現在は約90名の複合型スポーツ少年団の事務局長を務めています。またスポーツ推進委員歴10年の経験をいかし、主にバレーボール関連のスポーツライターに。自身もバレーボール歴34年の経験を持ち、バレーボール全般に精通。常に読者目線でバレーボールに関する情報を発信するよう心掛けています。読者の皆さんとともにブログを作っていきたいので、質問やコメントなどドシドシください!お待ちしておりま~す!

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