ブロックカバーの練習方法とは？味方のアタッカーへの最大のサポート！

ブロックカバーの練習方法をお探しでしょうか？

ブロックカバーは味方のスパイカーに安心して全力でアタックを打ち込んでもらうための大切なディフェンスです。基本的にスパイクを打つプレイヤーの他の全員でブロックカバーのポジションを取ります。

では、ブロックカバーの練習方法や上達のコツについて紹介します。ぜひ最後までお付き合いください！

 

ブロックカバーとは？正しいフォームと動作の流れ！

味方のスパイクが相手にプロックされることを想定し、それをカバーするのがブロックカバーです。

ブロックカバーのポイントをまとめてみます。

 

味方のスパイカーが打つ瞬間、ネットの近くにいる選手はすぐに動けるよう両手を広げて低い姿勢をとります。

ネットの近くは、相手にブロックされると鋭角かつ早いボールが返ってくる確率が高いので、アゴを上げずに上目でボールを見て反応することが大切です。

後衛で守っている選手がブロックカバーをしている時のポイントは、味方の選手とレシーブする位置が重ならないことです。

 

重なってしまうと守備範囲が狭くなります。事前にレフト、センター、ライトからスパイクを打つ時のブロックカバーの位置を決めておき、セッターからどこのポジションに上がっても素早くブロックカバーに入れるよう練習しましょう。

また、一番いけないことはブロックカバーに入る時にボールがこないだろうと油断していることです。

そんな意識でプレーすると反応が一歩遅れたり、うしろを抜かれて相手の得点になってしまうし、味方の士気もさがってしまうことがあるので、しっかりと集中してプレーすることが大切です。

 

ブロックカバーが上達する練習方法とは？

ブロックカバーが上達する方法を紹介します。

ブロックネットなどの道具を使う

ブロックネットなどの道具を使い、ブロックカバーの練習を行います。もしくは、学校にある分厚い緩衝マットをネットに立て掛け、それに対してアタックをぶつけてフォローするようにすれば、延々とブロックカバーの練習できます。

 

スパイカーの意図を感じる

スパイクが相手にブロックされるケースは２種類あります。ひとつはまともにスパイクしてシャットされるケースです。このパターンではとにかくボールを床に落とさないように全員でカバーすることです。

もうひとつは味方のスパイカーが意図的に相手のブロックを利用して「リバウンド」を取りに行くケースです。セッターからのトスがネットにちかかったり、ジャンプのタイミングが合わないときに、わざと相手のブロックにぶつけ再び攻撃を立てなおす時に使われます。

この時のブロックカバーはゆっくりとしたボールが返ってくるので、セッターにしっかりとＡパスで返しましょう。スパイカーの意図をしっかりと感じ取ってブロックカバーに入りましょう。

 

相手のブロックの面を見る

ブロックカバーでは相手のブロッカーの腕や手の角度で「面」を読むことも重要なポイントです。面を読む事でブロックが成功した時のボールの落ち方が予想できるからです。

ちょっとわかりにくい表現ですが、ブロックカバーに入ったときに「ここにボールがくる！」という感覚を感じられるレベルまで上達すると、ブロックカバーでレシーブできる確率は上がるでしょう。

 

まとめ

スパイカーはいつも理想的なスパイクが打てるわけではなく、スパイクを打ってもブロックされることもあります。また、ちょっとしたタイミングのズレや相手の動きなどによって、フェイントやプッシュ、ワンタッチなど臨機応変に攻撃を替えることがあります。

そんなときブロックカバーがしっかりできていれば「ブロックに当ててもいい」という選択肢も生まれ、安心して打つことができるので攻撃の幅が広くなります。

スパイカーに安心して打たせるという意味でも、ブロックカバーはとても大切なプレーのひとつです。