バレーボール練習方法

オープンスパイクの練習方法と上達のコツ!わかりやすい動画も紹介!

オープンスパイクを打つ!

バレーボールでは花形のフレーですよね。「あんなスパイクを打てたらカッコイイし、チームの力にもなれるよな!」しかしバレーボールを始めてようやくパスができるようになり、次につまずくのがスパイクの練習です。

ボールがキチンと手に当たらずミートできなかったり、ジャンプのタイミングが合わなかったり、なかなか上達せずに悩んでいませんか?

そんなあなたに指導歴18年の私が「最短でオープンスパイクが打てる練習方法」を紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!

 

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オープンスパイクの正しいフォームとは?

両サイドからフルスイングで打ち込むスパイクで、得点の大半をたたき出す攻撃の柱です。基本は、両サイドから対角線に長めに打つのが一般的です。

 

スパイクをする場合は、

 

V・プレミアリーグ所属の男子バレーボールチーム「ジェイテクトSTINGS」の主将、そして現役日本代表の浅野博亮選手の動画を紹介しますので、参考にしてみてください。

鎌田 聡

『注意するポイント』

  • ボールと相手ブロッカーを視野に入れておく
  • 助走はやや外から回り込むようなコースをとる
  • ネットに直進しないように気をつける
  • ひじをまっすぐ伸ばし高い位置で打つようにする
  • 手のひら全体でボールの芯をとらえ真上からたたきつける感じで打つ

ここに注意してオープンスパイクを練習してみましょう!

 

オープンスパイクの練習方法

人や複数人でできるいくつかのスパイクの練習方法を紹介します。

踏み切りの練習

腕を後ろに振って、前に出すと同時に片足を一歩踏み出し、両足でジャンプします。できるようになったら、助走をつけて腕を振り上げ、スパイクの腕の振りをつけます。

 

壁打ち

壁と向かい合って、ワンバウンドでボールを壁に当てる、手首のスナップ練習です。跳ねかって来るボールをノーバウンドで打てるように、壁との距離や打つ力を考えながら練習すると良いでしょう。

 

小さいトスで数多く打つ

ネット3カ所で行います。セッターから1.5m~2m離れた位置にトスを手で上げます(安定しているのならトスは上げても良い)。

トスが小さいので、それだけ数多く打て、短時間に集中してスパイクの練習ができます。スパイカーはフェイントを5本打ってから、スパイク練習に入るようにしましょう。

【手順】

  1. スパイカーはボールを持ってセッターの前に並ぶ
  2. セッターにボールを投げる。パスで送ってもよい
  3. セッターはトスを上げる
  4. または両手で投げ上げる

あくまでもスパイクをたくさん打つ練習となるようにします。

 

ロングトス組み合わせ練習

レシーブしたボールをセッターに上げ、セッターはトスを上げて、スパイカーが打つ一連の流れで行う、ごく一般的な組み合わせ練習です。

セッターがレシーバーにボールを投げ出してもいいですが、セッターの後ろのネットの向こうから、台に乗ってコーチがスパイクをレシーバーに出してもいいでしょう。

【手順】

  1. セッターがレシーバーにボールを投げ出す
  2. レシーバーがボールをセッターに返す
  3. セッターがスパイカーにオープントスを上げる
  4. スパイカーは上がったトスをスパイクする

1.のとき、コーチがコートの向こう側からボールを出しても良いです。また、セッターにボールを返すときは、なるべくトスが上げやすいように勢いをころした山なりのボールを上げるようにしましょう。

 

オープンスパイクの上達方法

オープンスパイクの上達方法を紹介します。

トスの下に正しいフォームで入る

スパイクはフォームの安定が何より大切です。最初は、とにかく正しいフォームでトスの下にしっかり入り込むことが上達への近道です。繰り返し「踏み切りの練習」を行いましょう。

 

フォームを身につける

スパイクは自分の狙ったところに打てること、オープンスパイクは瞬発力を生かし体を精一杯使ってボールにぶつけ、力強く打つことが大切です。

そのためには、自分の持っているパワーを最大限発揮できるフォーム(体の使い方)を身につけましょう。

 

状況に応じて助走の歩数を変える

スパイクの助走は、3歩以上が基本です。ラリー中などで十分に助走の距離がとれない場合を想定して、状況に応じて2歩でトスに合わせます。

 

ボールの中心をミートする

強烈なスパイクは、バレーボールにしっかりミートしたときに生まれます。いい音がなるので分かります。手のひらの中心である中指の付け根あたりでボールの中心をたたくのがコツです。

 

壁打ちを連続する

「壁打ち」は一人でできるスイングとミートの練習です。正確なスイングと位置でミートすれば、床から壁に当たったボールは、また打てる位置に戻ってきます。これが連続で打てるように練習します。

 

動画で学ぶ!上達するスパイクの練習方法とは?

この動画は社会人9人制女子バレーボール、富士通テン(現在はデンソーテン)の監督さんが指導している動画です。

初心者の方に分かりやすく解説しているので、動画を見て繰り返し練習すると上達も早くなります。

 

 

指導者が教えるスパイクの打ち方の悩み解決とは?

まず、バレーボールのスパイクで初心者がつまずく要因を挙げてみます。

  • スパイクの助走がよくわからない
  • ジャンプが高く飛べない
  • ジャンプのタイミングが合わない
  • 左腕の使い方がわからない
  • 手がボールにミートしない
  • セッターのトスにタイミングがあわない
  • 強いスパイクが打てない
  • どうしてもネットをこえない

 

スパイクはタイミングが大切です。セッターが上げたトスに対して、助走から最高到達点で最大のパワーを入れてボールを打ち込みます。

上達するには正しいフォームで繰り返し練習して、スパイクの感覚を体に覚えこませることです。まずはネットを使わす助走の練習から入り、徐々にタイミングを合わせていきましょう。

 

私が指導している方法を紹介します。

 

  1. まずは3歩助走の足の出し方を練習する
  2. 3歩目から踏み込みバックスイングする
  3. 助走から最高到達点まで高くジャンプする
  4. トスを上げてもらい1番高い所でボールをキャッチ
  5. このとき両手で腕はまっすぐに伸ばすこと
  6. タイミングがあってきたら片手でフェイント
  7. ネットを使ってスパイクを打ってみる

 

正しいフォームでスパイクを打っているか確認する方法として、ビデオを撮るかスマホで動画を取ることも非常に有効です。どこの部分ができていないのか自分のフォームを確認することで修正点がわかります。

 

『チェックポイント!』

  • 力強い三歩助走
  • ボールをヒットするポイント
  • 左腕をしっかり使う
  • 右ヒジは肩より下げない

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

オープンスパイクの練習方法を紹介してきました。

サイドから全力で打つ最も得点力の高いスパイクが、オープンスパイクです。体幹の動きをフルに使えば十分に体重の乗った強いスイングでボールを打てます。

また、オープンスパイクはボールが高く打ち上げられてから動き始めるので、瞬発力と正確なフォームが必要です。低めに打ち上げられたボールも取れるようになるまで、瞬発力を鍛えるようにしましょう。

 

こちらの記事も参考になります!↓
バレーボールで勝てるスパイクの打ち方!メキメキと上達するコツとは?

 

鎌田 聡
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