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ポジション編。バレーボール用語の解説です!

 2018/01/29 ポジション
この記事は約 9 分で読めます。 23,212 Views

バレーボールのポジションについての用語を解説しています。

セッター、ウイングスパイカー、ミドルブロッカー、レフトプレーヤー、センタープレーヤー、ライトプレヤー、リベロ、スーパーエース、オポジット、リリーフサーバー、キャプテン、レシーバーなどについて詳しく説明します!

わからないポジションがありましたら、ぜひチェックしてみてください!

 

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セッター

自分のチームがスパイクを決めるためにトスをあげることを目的としたプレイヤーのことをセッターといいます。

相手チームからのサーブやアタック・スパイクは基本的にはセッターを目掛けてレシーブを行い、自分のチームのスパイクにつなげていきます。

 

セッターはスパイクが打ちやすいようにトスをあげなければならないので、レシーブが乱れていてもあらゆるレシーブをオーバーハンドパスや時にはバックトス、アンダーハンドパスを用いて正確にトスをあげることが求められます。

アタッカーにはそれぞれ好みのトスの高さや長さがあるので、打ちやすいように人によってトスを変えたり、相手チームのブロックを読み取ってよりスパイクが決まりやすいところにトスをあげたりする必要があります。

その時の状況を瞬時に判断してベストの攻撃が行えるようにトスをあげるセッターは、チームの司令塔であるといえるでしょう。

 

ウィングスパイカー

レフトからアタック・ヒットを行うプレイヤーのことをアウトサイドヒッターといいますが、ローテーションによってレフトまたはライトからアタック・ヒットを行って攻撃をするプレイヤーのことをウィングスパイカーといいます。

メンバー予定表ではWSと記載されます。レフト・ライトとどこからでもアタック・ヒットを行ってきますので、攻撃の要とされており、強いスパイクを打ち、攻撃力が高いプレイヤーのことを「大砲」と呼ぶこともあります。

 

ミドルブロッカー

前衛のセンターのポジションで主にブロッカーとしての役割を担うプレイヤーのことをミドルブロッカーといいます。センタープレイヤーから呼称が変わり、ミドルブロッカーと呼ばれるようになりました。

また、総称としてミドルプレーヤーといわれることもあります。「ブロッカー」と呼ばれることからも分かるように、レフト・ライト・センターとどこにもブロックをとぶために相手チームのトスに合わせて動く俊敏さとブロックの正確性が求められます。

 

センターがブロックを行い、ブロックが2枚になることでスパイクのコースが限定されレシーブがしやすくなるため、守備の要ともいえます。

また攻撃面では低いトスを打つクイックや片足でとんで移動してスパイクを打つブロード攻撃を行います。他のアタッカーのおとりとしてとんだりして相手ブロックを引き付ける役割もあります。

 

センターとセッターは一が近いため、ミドルブロッカーが行うセンターでのスパイク攻撃はトスをあげてからスパイクを打つまでの時間がとても短く、相手チームはブロックにつきにくいため、非常に強力であるといえます。

 

レフトプレーヤー

レフトよりアタック・ヒットを行うプレ―ヤーを指している旧称です。

現在は、ローテーションによりレフトおよびライトからアタック・ヒットを行うプレーヤーをウィングスパイカーと呼び、またレフトからのみスパイクを行うプレーヤーのことをアウトサイドヒッターと呼んでいます。

 

しかし指導を行う監督や指導者によっては、主にレフトからアタック・ヒットを行うプレーヤーと主にライトからアタック・ヒットを行うプレーヤーを区別して呼んだほうが指導をしやすいのも事実です。

どこのポジションかわかりやすいという理由から、現在も練習指導中に「レフトプレーヤー」・「ライトプレーヤー」と名前で用いられることがあります。

 

センタープレーヤー

主にセンターポジションでプレーをするミドル・ブロッカーの旧称です。センターポジションで主にブロッカーとして動くプレーヤーのことを指します。

攻撃ではトスからアタック・ヒットまでの経過時間が極めて短いクイック攻撃やアタッカーが片足で踏切を行い、ジャンプしながら移動して行うブロード攻撃、他プレーヤーのおとりやフェイントカバーなどの役割を担うプレーヤーのことです。

 

センターはレフトやライトと比べると、スパイクを打つ際の走り込みの距離が短くブロックにとぶ回数が多いため、反射神経やジャンプ力などが求められます。

もちろん個人差があるので一概にはこうといいきることはできませんが、基本的には身長の高いプレーヤーがこのポジションに入ることが多いです。

 

ライトプレーヤー

オポジットの旧称です。オポジットと多少意味は異なり、主にライト側よりアタック・ヒットを行うプレーヤーを指しています。

以前はライトのポジションに入ったプレーする選手を指してライト・プレーヤーと呼くでいましたが、現在はライトのポジションに攻撃力の高いオポジットの選手が入ることが多くなっています。

 

リベロプレーヤー

レシーブを専門としたプレーヤーでアタックラインよりも前でスパイクやブロックなど、ジャンプすることが許されていないプレーヤーです。

カットを主としたポジションですので、一般的に他のポジションのプレーヤーよりも身長の低いプレーヤーであることが多いです。

 

スパイクやサーブなどのカットを奇麗に行い、セッターがトスをあげやすいボールを返すことが要求されますので、他のポジションよりもより精度の高いレシーブ力が求められます。

一般的にミドル・ブロッカーが後衛にローテーションした際に交代することが多いです。

 

スーパーエース

基本的にはレセプション(サーブレシーブ)には加わらず、相手チームへの攻撃のみに専念するプレーヤーのことをスーパーエースといい、花形の選手であるとされます。

今までは、基本的には右利きが多く、必然的にレフトからのほうが強いスパイクを打てるプレーヤーが多いため、チーム内でよりスパイクが強いプレーヤーはセッターの向きからレフトの位置に配置されていました。

 

しかし近年では、セッターの対角(オポジット)にスーパーエースを配置する傾向が多く、理由としてはライト側にスーパーエースを置くとレフト・ライトのどちらからも強いスパイクが打てるようになり、チームの攻撃力が格段に上がるからです。

スーパーエースはローテーションが回ったとしてもどこからでも攻撃に参加するため、後衛からのバックアタックの能力も重視されます。

 

オポジット

セッターの対角のライトに配置される攻撃中心の役割を担うプレーヤーのことをオポジットといいます。

攻撃主体のプレーヤー、つまり、チーム内で攻撃力の高いプレーヤーが配置されることが多いため、バレーボールの花形であるスーパーエースと呼ばれるプレーヤーであることもしばしばあります。

 

基本的にレシーブは行わず、どこのポジションにいてもスパイクに集中するので、後衛になった際はバックアタックで攻撃することが求められるポジションです。

統計的に右利きが多く、レフトからのスパイクを得意とする選手が多いですが、逆にライト側からの攻撃が手薄になりやすいためそれをカバーする役割もあります。

 

また、セッターと対角であったほうが攻撃の機会も増えるといった利便性からも基本的にオポジットはライト側からの攻撃が多くなります。

後衛に回った際は、ライト側の攻撃を厚くするためにライトからのバックアタックが望まれます。ライトからのバックアタックは右利きでも強く打ちやすいと言われているのもスーパーエースがライトに配置されることが多い理由です。

 

どこからも攻撃できるようにするため、オポジットは身長やジャンプ力、持久力、各部位の筋力など高い身体能力が求められます。

 

リリーフサーバー(ピンチサーバー)

リリーフサーバーとは、途中交代してサーブするプレーヤーのことです。旧称をピンチサーバーといいますが、こちらの言葉を用いる指導者や監督、選手もいます。

サーブでのチャンス・メイクを求められて選手交代し、サーブを行うプレーヤーですが、サーブを打ったあともそのまま守備に入ったり、レシーブ要員としてコート内に残ってプレーすることもあります。

流れを変えたい際に用いられることが多いです。

 

キャプテン(チーム・キャプテン)

チームを代表するプレーヤーのことをキャプテンといいます。特にチームの中で統率力のある人や人望が厚い人など周りをよく見渡せる人が任命されます。

試合中は必ずコート内に「キャプテン」と呼ばれる人が1名いなければならないというルールがあるため、 リベロもチーム・キャプテンになることはできますが、前衛に回り交代する際は別のプレーヤーをゲーム・キャプテンとしてたてなければなりません。

 

チームキャプテンが交代などでコートを離れるときは、コート上にいるプレーヤーの1人がゲームキャプテンを担います。キャプテンは試合開始前に記録用紙にサインし、コイントスに参加してサーブ選択権またはコート選択権のどちらかを選びます。

 

ゲームキャプテン

試合中にチームキャプテンがコートから外れる場合、キャプテンの代わりとなるプレーヤーのことをゲーム・キャプテンといいます。

試合中はゲーム・キャプテンは必ず1名、コート内にいなければなりません。試合終了後は、試合結果を承認するためにチームを代表して記録用紙にサインします。

ゲーム・キャプテンの試合中の権利は以下の5つです。

 

  1. 競技中断中、競技規則の適用やその解釈に関して審判に説明を求めることができる
  2. チームメイトからの質問や要求を審判に申し出ることができる
  3. 審判の説明に納得いかない際は主審に対して異議を申し立てることができる
  4. ユニフォームの取り換え許可を求めることができる
  5. 床・ネット・ボール等のチェック

 

レシーバー

レシーバーとは、レシーブの動作を行うプレーヤー、ポジションのことです。

広い意味ではサーブレシーブやスパイクレシーブをするコート上の選手全員を指しますが、狭義の意味では、試合の途中でコートに入るレシーブに特化したプレーヤーのことを指します。

少し前まではピンチレシーバー、現在ではリリーフレシーバーと呼ばれ、リベロとは区別されています。

 

鎌田 聡
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鎌田 聡

鎌田 聡

スポ少指導歴18年、スポーツ推進委員歴10年の経験を活かし、主にバレーボール関連のスポーツライターに。自身もバレーボール歴34年の経験を持ち、バレーボール全般に関する悩みを解消し、健康で豊かな人生を送るための情報を発信します。

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