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サーブレシーブ編。バレーボールのAパスBパスとは?

 2018/04/17 サーブレシーブ系
この記事は約 5 分で読めます。 30,181 Views

サーブレシーブ(レセプション・サーブカット)に関する用語の解説をしています。テレビの解説などでAパス、Bパスという言葉もよく聞かれますが、どういった意味なのでしょうか?

この記事はサーブレシーブ系の用語について、詳しく紹介しています。ぜひ最後までお付き合いくださいね!

 

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サーブレシーブ(レセプション・サーブカット)

サーブレシーブとは、相手のチームからのサーブを受ける動作のことです。サーブカットと呼ばれることもありますが、近年では特に、「レセプション」とも呼ばれています。

 

サーブレシーブは自分のチームが守りの時の最初のプレイになるので、重要です。きちんとセッターにむけてサーブレシーブできなければ、攻撃にさまざまなバリエーションをもたせることができません。

ここで乱れてしまうと、強い攻撃につなげるための奇麗なトスをあげることが難しくなってしまうので注意しましょう。

 

奇麗なサーブレシーブを行うためには、声を出して誰がレシーブをするのかはっきりとさせることと、サーブの軌道を読んで、素早く落下地点に入り、体の正面でボールを受けることが重要です。

 

伸びるサーブの時など、軌道を読んで落下地点に入っても、アンダーハンドパスでとるべきか、オーバーハンドパスで取るべきかの判断は手元にボールがくるまでわかりません。

どちらでも対応できるようにしておきましょう。

 

Aパスとは?

Aパスとは、セッターがセットアップした定位置に奇麗にかえすことができたレセプションのことを指しています。

この場合、セッターは無理なくすべての場所にトスをあげることができ、攻撃の選択肢を広げることができます。

多種多様な攻撃につなげることができ、相手チームにもどこにトスをあげるのか予想されづらいという利点があります。

 

Bパスとは?

Bパスとは、セッターがセットアップした定位置から半径1~2m以内、つまりほぼ定位置かえすことができたレセプションのことを指しています。

この場合、Aパスほどトスをあげやすいとはいえませんが、奇麗にレセプションをかえせたことになるので、 セッターはほぼすべての場所にトスをあげることができます。

つまり、ほぼすべてのアタック・ヒットを選択することができ、さまざまな攻撃の仕方ができるということです。

 

サーブレシーブ成功率

サーブレシーブ成功率とは、サーブレシーブのうちAパスとBパスの成功本数を定められた数式に当てはめて算出される統計数字のことです。

V・プレミアリーグでは、1シーズンを通して最も高い数字を記録したプレーヤーにサーブレシーブ賞が授けられます。

 

女子の1シーズンのサーブレシーブ成功率歴代1位は、大懸郁久美選手の87.44%という非常に高い割合です。

以前までは、計算式で用いられるレセプション成功本数は(Aパス本数 + Bパス本数)で求められていましたが、2017年度より計算式に変更があり、以下の計算式で求められます。

サーブレシーブ成功率(%)=(サーブレシーブ成功・優×100+サーブレシーブ成功・良×50)÷(サーブレシーブを受けた受数)×100

 

※(優)はセッターにきちんと返るAパス、(良)はしっかりとセッターに返らなくてもコンビネーションが使えるBパス。

 

最近は、ジャンピングサーブやジャンプフローターサーブが多く用いられるようになってきました。

そのため、以前のようにAパスやBパスが成功した場合と、失敗した場合のみに着目しても、確かなサーブレシーブの成功率や効果は求められないとの考えを背景にもち、変更にいたったようです。

 

キャッチ(ボール)

私の感覚だと、キャッチ=レセプションやサーブレシーブの認識で考えていました。

ところが用語について調べてると、用語の呼称変更があったようです。理由は日本国内と国際的に広く使用されている用語に違いがあったため、てせきるだけ統一するようにとのことからです。。

 

例えば、

  • ドリブル → ダブルコンタクト
  • ホールディング → キャッチボール
  • オーバーネットとパッシング・ザ・センターライン → ぺネトレーション・フォールト
  • オーバータイムス → フォアヒット
  • アタックエリア → フロントゾーン
  • サービスエリア → サービスゾーン

 

その結果、キャッチ(ボール)とは、ボールの動きを止めてしまう反則のことを指します。ボールの動きをとめるということは手でもつということなので、ホールディングとも呼ばれます。

手でボールをつかむ、レシーブの時に腕の間にボールをはさむ、オーバーハンドパスの際に手のひらでボールをはじかずに支えもってしまうといった状態の時はキャッチ(ボール)の反則です。

 

鎌田 聡
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鎌田 聡

鎌田 聡

スポ少指導歴18年、スポーツ推進委員歴10年の経験を活かし、主にバレーボール関連のスポーツライターに。自身もバレーボール歴34年の経験を持ち、バレーボール全般に関する悩みを解消し、健康で豊かな人生を送るための情報を発信します。

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