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バレーボールのサーブの種類とは?すべてのサーブの用語を解説!

 2018/03/30 サーブ系
この記事は約 7 分で読めます。 24,347 Views

バレーボールのサーブの種類って、たくさんありますよね!

「あのサーブって何と言うのだっけ?」そんなサーブの種類についての用語をまとめてみました!

ぜひ最後までお付き合いくださいね!

 

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アンダーハンドサーブ

アンダーハンドサーブとは、利き腕を下から上に振り上げて、利き手と反対の手であげたトスを打つサーブのことです。アンダーサーブと略されて呼ばれることもあります。

下から上に弓なりの軌道のサーブになるのでネットにかかることも少なく、サーブの中で最も簡単で成功率の高いサーブであるといえます。

 

しかし、攻撃力が高いサーブではありませんので、アンダーハンドサーブで得点を直接ねらいに行くことは難しいと言えます。

トスをあまり高く上げず、真上にあげられるようにすること、そして、まっすぐに腕をスイングさせることがポイントです。

すべてのサーブの原点ともいえるサーブですので、まずはアンダーハンドサーブから成功率を高めることが大切です。

 

オーバーハンドサーブ

オーバーハンドサーブとは、肩より高い位置で打つサーブのことです。ラウンドハウスサーブとも呼ばれます。

頭の後ろから腕を前に出すフローターサーブとは異なり、背中の後ろから腕を振り上げるようにしてボールの中心を打つサーブです。

 

アンダーハンドサーブ・サイドハンドサーブと同様に、ネットに対してほぼ真横を向く形で構えます。自分の頭上にまっすぐトスを上げ、ボールを打つ際にスイングを止めることで伸びるサーブを打つことができます。

オーバーハンドサーブをする人はあまり多くないので、初見であることも多く、カットしにくいかもしれません。

 

サイドハンドサーブ

サイドハンドサーブとは、腕を水平に振ってボールを打つサーブのことです。ボールが変化しやすいサーブなので、遠くから打つと効果的なサーブであると言えます。

また近くからサーブを打つとコースを狙いやすく、スピードの速いサーブが打てるので、攻撃力のあるサーブであるともいえます。

 

身長が低い人であったり、背筋や腹筋・腕力が弱い人であったりしても、体の回転力を用いて打つサーブなので打ちやすいです。

ヒットポイントを変えるだけでいいので、比較的誰でも変化をつけやすく、安定感があるサーブです。腰を使って、体全体でボールを運ぶようにして、体の少し前でボールを打つようにすると良いでしょう。

 

フローターサーブ

フローターサーブとは、顔の前にボールをあげて、頭の後ろから前に押し出すようにして打つサーブのことです。

中心をたたくと無回転サーブを打つことができ、急激に落ちたり右や左に曲がるサーブなど多種多様なうごきをするサーブを打つことができます。

 

スピードも出やすく、コントロールや変化をつけやすいサーブなので、最も多く用いられるサーブです。

打ち方としては、腕の振りと同時に踏みだした利き足に体重をうつしながら打つことがポイントです。

 

壁打ちをして腕の振り方やヒットポイントを練習したり、コントロールをするためにコート内にコーンなどを置いてねらう練習をすることで得点力の高いサーブを打つ近道になるでしょう。

 

スピンサーブ

スピンサーブとは、ボールが一方向にスピンするように打つサーブのことです。フォームはフローターサーブと同じですが、基本的には右利きはボールのやや右側、また、左利きは左側を打ってスピンをかけます。

まっすぐ振り下ろすフローターサーブとは異なり、右側を打った時は左方向へ巻き込むように体の左側に巻き込むようにして腕をスイングします。

 

また、左側を打った時は右側へ腕を斜め下に振り下ろします。スピンをかけるためにボールのサイドを打つため、「サイドスピンサーブ」とも呼ばれます。

トスをあげる際に横回転を書けることがポイントになり、右利きの場合は反時計回りに、左利きの場合委は時計回りになるようにトスをあげます。

スピンがかかればかかるほどカットしにくくなるので、手首の力が重要なサーブです。

 

ドライブサーブ

ドライブサーブとは、ボールにトップスピンをかけて打つサーブのことです。サイドハンドサーブでもフローターサーブの形でも打つことができます。

サイドハンドサーブの形で行う場合は、体をサイドラインに向け、ネットに直角になるように立ち、腕を大きく振ってドライブ回転(前回転)をかけます。

 

フローターサーブの形で行う場合は、ネットに向かうようにして立って行います。ドライブサーブをするためには、真上にトスをあげるのではなく、少し後ろの自分の顔の近くにくるようにあげます。

そして、ボールを打つ際に、手首を巻き付けるようにスナップをきかせて強い回転を加えることがポイントです。ドライブ回転が強いとボールがレシーバーの手前で落ちるので、サービスエースを取る確率が高くなります。

また回転があるので強く打ったとしてもアウトになりにくくなり、速く力強いサーブをエンドラインに打ち込むことができるメリットもあるサーブです。

 

ジャンプサーブ

ジャンプサーブとは、ジャンプしながら空中で行うサーブのことです。ジャンプサーブには主にスパイクサーブとジャンピングフローターサーブの2種類があります。

スパイクサーブとはスパイクの動作で打つサーブのことで、ジャンピングフローターサーブとは基本的なフローターサーブに助走とジャンプを加えて空中で打つサーブのことです。

スパイクサーブはより高い打点から打ち込むため、よりサーブポイントを奪いやすいと言えます。スパイクサーブ、ジャンピングフローターサーブ、フローターサーブの順で強いボールが打てると言えますが、その分ミスをする可能性も高くなります。

 

ジャンプサーブの成功確率を上げるためには、自分が打ちやすいトスをきちんと上げられるようになることが最も重要です。

同じトスを上げられるようになるまで何度も練習しましょう。また、空中でバランスを崩さないように、より一層の腹筋・背筋が必要になってきます。

 

スパイクサーブ(ジャンプサーブ)

スパイクサーブとは、スパイクと同じ動作で助走とジャンプを行って空中で打つサーブのことです。高い打点から力強くサーブを打つことができるため、サーブポイントを奪いやすいサーブであるといえます。

ボールに変化をつけることはあまりできませんので、持ち味のサーブのスピードとパワーで勝負しましょう。弱いスパイクサーブはスパイクサーブの強みを消し去り、簡単にカットされてしまう確率が上がるので注意しましょう。

一定のトスをあげられることと、空中でバランスを崩さないために体幹を鍛えることの2点が非常に重要です。

 

ジャンピングフローターサーブ(ジャンプサーブ)

ジャンピングフローターサーブとは、助走をつけてジャンプをしながら空中でフローターサーブを行うサーブのことです。

スパイクを打つときのように全力で助走をつけてジャンプするのではなく、軽くジャンプしてフローターサーブを行う感覚です。フローターサーブよりも打点が高くなる分、威力を発揮しやすいサーブであると言えます。

 

スパイクサーブよりは威力は弱まりますが、たたきつけるように行うスパイクサーブよりも、直線的なサーブの軌道になるので、一般的に成功率は高いといえるでしょう。

この利点を生かすために、やはりジャンピングフローターサーブも一定のトスをあげられるようになることと、バランスを崩さないために体幹が強いことが必須条件です。

 

 

鎌田 聡
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鎌田 聡

鎌田 聡

スポ少指導歴18年、スポーツ推進委員歴10年の経験を活かし、主にバレーボール関連のスポーツライターに。自身もバレーボール歴34年の経験を持ち、バレーボール全般に関する悩みを解消し、健康で豊かな人生を送るための情報を発信します。

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