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フライングレシーブの練習方法とは?バレー初心者が苦労するレシーブ!

 2018/05/23 レシーブ
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バレーボール初心者にとって、フライングレシーブを身につけることは本当に苦労しますよね!

練習方法もよくわからず何度もコートに滑り込んでは、ヒザやヒジ、アゴなどを擦りむいた経験があるはずです。

 

私もフライングレシーブができるようになったら何だかバレーがうまくなったような気がして、うれしくなったことを思い出します。

そこで、フライングレシーブの練習方法や上達するコツを紹介しますので、ぜひあなたの練習に取り入れてみてくださいね!

 

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フライングレシーブの正しいフォームとは?

腰からヒザくらいの高さのボールで、遠く離れたボールに飛び込んでレシーブします。相手のスパイクを味方ブロッカーがワンタッチした時などによくあるケースです。

高度な技術が必要とされるレシーブですが、試合で使えるようになれば、レシーブの際の大きな武器です。

 

スライディングレシーブと同じようなレシーブですが、基本的に離れたボールに飛び込んでレシーブするならフライングレシーブ、コートすれすれならばスライディングレシーブと使い分けます。

 

低い姿勢からふみ込んだ足を、勢いよく蹴ってボールに手をのばし、床をはうように飛び込みます。

レシーブする腕の面をくずさずにボールをとらえ、蹴った勢いを利用してヒジや胸から床にすべり込みます。フィニッシュで両足がきれいに上がるのが正しいフォームです。

 

フライングレシーブをする場合に気をつけることは以下の通りです。

 

 

  • ボールの落下点を見極めてスタートする
  • 床を蹴り、両手を前に伸ばしながらボールに飛びつく
  • ヒザあたりの高さで両手レシーブし、手を上に振り上げる
  • 両手のひらを同時に床につけて、胸で着地をする
  • 両手で体を前に滑らせる

 

フライングレシーブの注意するポイントを挙げてみます。

  • 飛びつくときのタイミングが大切で、着地の練習を十分にしないと、けがをするので要注意
  • 飛び込むときは重心を落とし、なるべく低い姿勢で胸から滑り込むようにする
  • 手から着地したり、床を蹴る力が弱くて滑れなかったりすると逆に危険になる
  • 怖がってためらったりするとかえって肩やヒザを打ち付けたりケガする危険が高くなる
  • 練習により恐怖心をなくし、思い切って飛び込めるようにすること

 

フライングレシーブの練習方法

フライングレシーブの練習方法を紹介します。

フライングレシーブ着地の練習

ひじの関節部分にフェイスタオルまたは厚手のサポーターをしたり、骨盤の前側・両サイド付近に小さなタオル仕込んでおくと良いと思います。

また、最初は胸やアゴが床にあたり痛いと思いますので、床にやわらかくてすべりやすいものを敷いておくのも良いでしょう。最初は目線が高いから恐怖を感じると思います、

 

まずは、四つんばいから始め、徐々に慣れていきましょう。

 

  1. 床に四つんばいになり、そのまま腕をついた状態から波を打つようなイメージで胸から着地する
  2. 四つんばいになった状態から足で蹴って前へ飛び、胸で滑る
  3. 中腰の状態からそのまま前に倒れ込み、手を着き胸で滑る
  4. 中腰の状態から前に飛び、手を着き胸で滑る
  5. 慣れてきたら、徐々に数メートルほど助走をつけて飛び込むように何度も練習する

 

フライングレシーブのボールを使った練習

まず最初は、ボールの落下地点から2メートルぐらいから始めましょう。走りこまずに、そのまま飛び込むことでレシーブします。

ポイントは、ボールをよく見て床を強く蹴りながら飛び込み、ボールの下に手をもぐりこませます

ボールを高く弾いたら、すぐ次の行動に移せるように姿勢を整えます。これができるようになるまで、繰り返し練習しましょう。

 

次に、ボールの落下地点から3,4メートルぐらい離れた場所から走りこんでレシーブします。

まずはしっかりボールを弾くこと、きちんと着地すること、滑り終わったら次のプレーに移せることを重点に練習します。

 

最終的にフライングレシーブは突入スピードが大切です。中途半端なスピードだとケガをするので上達したらボールを取れない場所の近くに落としてもらいましょう。。

 

フライングレシーブの上達方法

フライングレシーブの上達方法を紹介します。

着地に注意する

飛んでから両手を着いて前へ滑るフライングレシーブは、慣れないと手首を傷める恐れがあります。手で滑らかに着地できるよう、繰り返し練習しておきましょう。

 

腕の振りを使う

床面からの高さがあるのでレシーブ時に両腕をふる余裕があり、レシーブをする瞬間に腕を上に軽くふることでセッターへ高いボールが送れます。

 

指導者が教えるフライングレシーブの悩み解決方法!

フライングレシーブの悩みを聞いていると、以下のような理由が多いです。

 

  • 恐怖感がありとびこめない
  • ひざをすりむく
  • 骨盤をうってしまう
  • 鎖骨をうってしまう
  • アゴをすってしまう
  • 腰をうってしまう
  • 片手でやるの?
  • 両手でやるの?

 

指導していて感じるのは「フライングレシーブができるとカッコイイ」と思っている選手が多いことです。実は私もフライングレシーブを覚えようとしたきっかけが同じです。

しかし、これは全く間違いで、フライングレシーブは「ケガの防止」が一番の目的です。ギリギリのボールをレシーブして、そのあとケガをしない対策としてフライングレシーブをするのです。

 

このことをしっかり頭に入れて練習してください。

 

男子の場合、ある程度コツをつかむと、あとはほっといても遊びながら練習しています。

 

女子の場合はあまりフライングレシーブは指導しませんが、どうしてもやってしまう場合があります。

そんな時は飛び込むというよりも滑りこむようなフォームで、しかも胸からの着地ではなく、できるだけ多くの面をつかってフライングするよう指導しています。

 

男子と女子に共通で言えることは、まずは柔軟を徹底的にやること、恐怖感を取り去るには練習を重ねてだんだん慣れていくことです。

 

それと練習着の前に文字やイラストなどが入っていると、ブレーキになり全くと言っていいほど滑らなくなります。フライングレシーブり練習のときには、文字やイラストなどが入っていない練習着を着てやるといいでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

フライングレシーブの練習方法についてまとめてみました。フライングレシーブで大切なことはどこにボールが落ちるかを予測することです。

そしてケガをしないために受け身をしっかり取ることです。落下点で変に腕を突いてしまうと骨折することもありますので、動作をゆっくりやることから徐々に練習していきましょう。

 

また柔軟性やケガの防止の観点でも、体は固いよりはやわらかい方が良いので、日頃から柔軟を行っていきましょう。

ケガ防止のためひざやひじにサポーターをつけて練習するといいですね。頑張ってください。応援しています!

 

鎌田 聡
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