フローターサーブが入らない?上達する練習方法と打ち方のコツとは?
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フローターサーブが入らない!
アンダーハンドサーブは何とかマスターしてフローターサーブに挑戦しているが、手にあたらなかったりネットに引っかかってしまったり、なかなかうまくいかない。
何とか上達したいと考えて情報を探しているあなたへスポーツ少年団指導歴18年の私が、フローターサーブの練習方法を紹介します。
ぜひ最後までお付き合いくださいね!
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Contents
フローターサーブとは?
フローターサーブはネットに対して正面にトスを上げて打つので、ねらったところにコントロールしやすく正確性の高いサーブです。そして打ち方によっていろいろな変化球が打てます。
また、あまりパワーがいらないので初心者でも打ちやすいサーブです。
フローターサーブの正しいフォーム
フローターサーブの動作の流れを紹介します。
- 片足を一歩前に出しコートに対して正面を向いて立つ
- トスを待上に上げる。あまり高く上げない方が打ちやすい
- ヒジが肩より下がらないようにバックスイングする
- このときの目線はボールの中心をしっかりと見る
- 手のひらの下の部分を使ってボールの中心をたたく
- ミートの瞬間、ヒジはまっすぐ伸ばして高い打点で打つ
- 手首を固定して体全体でボールを押し出すように打つ
- うしろから前に体重を移して踏み出すイメージで打つ
手だけで打とうとするとパワーが足りない、またはコースコントロールができなくなります。何よりボールが手にミートせず、サーブがネットをこえないという事が起こります。
また、ヒジが下がった状態でのミートや、トスがうしろに流れて打点が体の後方になってしまうと安定したサーブは打てません。
次章ではフローターサーブを安定して打つためのポイントを紹介します。
フローターサーブのポイント
フローターサーブのポイントを紹介します。
まずはフローターサーブのトスを安定させる
まず、最初のポイントはサーブを打つ前のトスです。(右手でサーブを打つ人は左手で上げるボール)このトスが打つたびに高かったり低かったり、前に行ったり戻ったりすると正確なサーブが打てません。
まずはこのトスを安定させましょう。左手で(右利きの場合)何度も真上にトスを上げて、高さや方向が一定になるまで練習しましょう。
しっかりとしたミートを心がける
トスが安定したらミートを心がけましょう。ボールから目を離さず、しっかりとミートして腕は自然におろす感じにします。
うつ瞬間に力を入れすぎたり腕を強く振ろうとすると、ミートしなかったり余計な回転がついてボールが浮いてアウトになってしまいます。
慣れてきたらコースをねらってみる
しっかりとミートできるようになったらコースをねらってみましょう。アタックライン、エンドライン、サイドライン付近などを目標にフローターサーブの練習をします。
ねらいたい場所にコーンを置いて、「10本サーブを打ったら1本はかならず当てる」など簡単な目標を立ててゲーム感覚で練習すると集中した練習ができます。
フローターサーブを試合で試してみる
コースがねらえるようになったら練習試合や、ミニゲームの時に試してみましょう。
例えば相手のレシーブが下がり気味なときに、前に落とすサーブを打ってみる、相手のリベロを外して打ってみる、エンドラインをねらって打ってみる、などです。
コースがねらえるとサービスエースがとれる確率が上がります。すなわち得点力が上がるということになるので、サーブを打つ時はつねに相手をどう崩すか考えて打つようにしましょう。
フローターサーブの練習方法とは?
フローターサーブの練習方法を紹介します。ひとりでできる練習方法もあるので、いろいろと試してみてください。
フローターサーブのミートの感覚を身につける
まずはボールを手に当てる練習です。体育館のカベを使います。壁から約5m離れたところに立ち、壁に向かってフローターサーブを打ちます。高さは3~5mを狙いましょう。
打ったボールが壁にあたってまっすぐに戻ってきたら、正確に手に当たっている証拠です。
手のひらをまっすぐ前に向け、何度も繰り返すことでスイングフォームが安定します。この練習でミートの感覚がマスターできます。
ひとりでできるフローターサーブ練習方法
ミートができるようになったら次は距離を伸ばします。コートとネットを使います。まず通常サーブを打つエンドラインから前に出てネットの中間くらいの位置に立ちます。(アタックラインの後ろくらい)
ネットに向かってフローターサーブを打ちます。10本打って7~8本くらい入るようになったら、約2mエンドライン側に動いてサーブを打つ位置を変えます。
このように少しずつフローターサーブを打つ距離を長くしていくと、最終的にはエンドラインの位置からでもサーブが入ります。
自分の特性を生かしたフローターサーブを見つける
自分のカラー(持ち味)を生かしたフローターサーブを見つけましょう。
例えばあなたが長身の選手であれば、相手のコートのエンドラインをねらったサーブの練習をするといいです。長身の選手のストロングポイントは高い打点でサーブが打てることです。
ネットの白帯ちかく、すれすれを通過する「無回転サーブ」が打てると、ものすごい武器です。高い打点から放たれたフローターサーブはボールの軌道が不規則になり、相手のレシーバーも捕球に苦労するサーブが打てるでしょう。
身長があまり高くない選手は、コースをねらってサーブを打つ技術を身につける練習をします。
空いているスペースを狙ってフローターサーブを打ち込んだり、エンドライン付近をねらって打つと、距離が長い分ボールが変化しやすりなります。
サービスエースが取れたり、レシーブを乱して味方の得点チャンスが増えたりしますので、前後左右やコーナーなどねらう技術を身につけましょう。
動画で学ぶ!フローターサーブの打ち方とは?
この動画は社会人バレーボールの女子9人制のトップチーム、富士通テン(現在はデンソーテン)の監督さんが指導している動画です。
フローターサーブの姿勢と打ち方について分かり安く解説してありますので、何度か繰り返して動画を見て、自分の練習に生かしてくださいね!
フローターサーブの上達のコツとは?
フローターサーブの上達のコツを紹介します。
- 無回転で打つ
- 伸びるサーブを打つ
- 相手の弱点をつく
ではひとつずつ説明しますね。
1.無回転でうつ
まず「無回転で打つ」と相手のレシーブの前でボールが不規則な動きをするので、レシーブがしづらくなります。いわゆる「ブレ球」というやつです。
サッカーの本田選手が打つ無回転のシュートも同じですね。
無回転のフローターサーブを打つ方法は、ボールに当たった瞬間にパッと手を引いてボールに回転をつけないように意識して打つことです。
このためには手のひらの中心でしっかりとボールにミートすることが大切です。
2.伸びるサーブをうつ
次に「伸びるボールを打つ」ですが、これはフローターサーブを打つ瞬間、ボールに当てた手をそのまま伸ばすようにしてフォロースルーを大きく取ると、強い力がボールに伝わり伸びるボールが打てます。
インパクトの時に手首を返さずに、固めた手のひらで押し出すように打って練習してみましょう。
このサーブの弱点として、サーブが伸びすぎてエンドラインをこえてアウトボールになる確率が高くなるので、ボールをしっかりとコントロールできるように練習することが大切です。
3.相手の弱点をつく
最後に「相手の弱点をつく」です。リベロの選手がいる場合は基本的にレシーブ力が高いので、リベロを外してサーブを打つことです。また、事前にレシーブが悪い選手がいるのがわかるならねらって打つのもいいでしょう。
他にもセンタープレーヤーがサーブレシーブをしているなら、その選手にレシーブさせてクイックを封じるとかいろいろ考えてプレーすることがチームの勝利につながります。
いろいろと考えて練習してみてください!

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