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アキレス腱断裂!完治までどんな治療をするの?手術やリハビリの全貌!

 2018/02/16 ケガ
この記事は約 11 分で読めます。 7,484 Views
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アキレス腱を断裂してしまった・・・。

スポーツでつい頑張りすぎてケガをしてしまい、後悔していると思います。

仕事に影響が出る、移動が大変、車は運転はできるの?などいろいろと心配もでてきますよね。

そんな悩みをアキレス腱断裂経験者である管理人の体験談を赤裸々に紹介します。

ぜひ最後までお付き合いくださいね!

 

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アキレス腱断裂とは?

アキレス腱とは?

アキレス腱とはふくらはぎにある腓腹筋とヒラメ筋という筋肉が束になってかかとまで伸びている人体で最も強く最大の腱のことです。

もっとわかりやすく言うと、かかとの骨の上についていて収縮によって歩く、走る、ジャンプといった動作を可能にしています。

ギリシャの英雄、アキレウスにちなんで名をつけられました。形状や機能をみても人体で代表的な腱です。

アキレス腱断裂とは?

文字どおりアキレス腱が切れてしまう、あるいは部分的に切れてしまった状態です。

アキレス腱断裂は、主にスポーツをしていてジャンプ動作や急なダッシュ、ターンなどの動作によって
アキレス腱に強いストレスがかかったときに起こりやすいです。

アキレス腱を断裂してしまうと痛みが伴って歩行ができなくなります

普段あまり運動しない人が急に運動したときになりやすいと思われますが、実は30代~50代くらいのスポーツをしている人、しかも男性が多いのが目立ちます。

普段よく運動していて十分なストレッチをしたあとでも加齢や疲労などによりしばしば発生することもあります。

アキレス腱断裂の一番の理由は、若いころにスポーツが得意な人が加齢とともにカラダは徐々に老化しているのに気づかず無理をするからです。

 

スポーツ推進委員としての経験上、アキレス腱断裂の瞬間に何度も遭遇していますが、ほとんどの人が若いころのままの感覚で全力で走ったり飛んだりしてアキレス腱を切っています。

気持ちはわかりますが、切った人はほとんど後悔しています。

あとの後悔先に立たず、ですね。

 

私はコレでアキレス腱を断裂しました!

実はかくいう私もアキレス腱を断裂しています。33歳のときですね。

私は子供の頃から走るのが大好きで、よく短距離やリレーの選手になっていました。

大人になってからも変わらず市民運動会でも毎年リレーに出場するのが当たり前になっていました。

ただ、この年の運動会前は仕事やボランティアなど多忙で、体的な疲れとアキレス腱に痛みを抱えていたのです。

多少アキレス腱に不安はあったものの、十分なストレッチとアップをこなし、準備万端でリレーに臨んだはずでした。

前の走者からバドンを引き継ぎグングン加速、前方の選手が近くなり、抜けると思ってスピードアップしました。

足にグッと力を入れたそのタイミングで誰かにかかとを後ろから蹴られたように感じたのです。

次の瞬間「バチン」と何かが弾けた様な音がして、「あっ!切れた!」そう思ったときに私はグラウンドに倒れこんでいました。

 

あとはそのまま救護班に応急処置をしてもらい、救急車で病院直行です。

 

病院に着くやいなやドクターの診察を受けたのですが、アキレス腱のあたりを触診され、秒速で「はい、アキレス腱断裂。手術ね」とのこと。

あとで自分のアキレス腱のあたりをさわってみると、ものの見事に腱が切れているのがわかりました。

 

頭をよぎるのが仕事をどうしようとか、車の運転はできるのかとか、しばらくスポーツ(バレーボール)ができないなとかそんなことばかり考えていたのです。

 

それ以来、体に疲れがあるときやアキレス腱に痛みを感じる場合は決して無理をせず、自分の体を第1に考えるようになりました。

痛みは切った直後から手術をする前まてで、術後はさほと気にならなかったですね。

ではアキレス腱を断裂したあとの治療法について紹介します。

 

アキレス腱断裂の治療方法は2種類ある!

アキレス腱断裂は復帰までに長い期間がかかり、スポーツの中でも重症度が高いケガです。

アキレス腱断裂の治療は手術療法保存療法がありますが、それぞれメリットとデメリットがあります。

手術療法

手術療法は「直視下縫合術」と言って皮膚を切開して、断裂したアキレス腱を直接縫合する手術です。基本的に局所麻酔で行います。

手術療法のメリットはやはり再断裂のリスクが低いことと、保存療法より治療期間が短くなることです。

私の場合、早くスポーツ復帰がしたかったので、手術療法を選択しました。

 

手術の思い出は、局所麻酔だったので意識があるため、ドクターと会話しながら行ったことです。

それと手術が進み皮膚を切開していくと麻酔が薄いところがあって痛みを感じて、それをドクターに伝えると追加麻酔を打ってもらったことです。

ちょっと怖いと思いましたが、この方が最低限の麻酔だけで済むので、人体に対する影響が低くおさえられるとのことでした。

メリット・デメリットをまとめておきます。

【手術療法のメリット】
  • 再断裂のリスクが低い
  • リハビリを早く開始できる
  • スポーツ復帰までの時間が早い
【手術療法のデメリット】
  • 手術の傷跡が残る
  • 縫合のためアキレス腱が太くなる
  • 入院が必要(最近は日帰り手術もあり)

 

保存療法

保存療法は、ギプスや特別な用具で固定して自然治癒力で断裂したアキレス腱の回復を待つ方法です。

手術をしないため体に掛かる負担は少ないメリットがありますが、治療期間が長くなるのと、ギプス固定中に再断裂を起こすことがあります。

メリット・デメリットをまとめておきます。

【保存療法のメリット】
  • 手術しないので体への負担は少ない
  • 入院せず通院で治療が可能
【保存療法のデメリット】
  • 治療期間がながくなる
  • 再断裂のリスクがある

 

手術療法と保存療法、どちらを選んだらいいの?

私の経験上をお話しすると、アキレス腱の完全断裂なら手術療法を、部分断裂なら保存療法がいいと思います。

ただし部分断裂でもスポーツ復帰を早くしたいと思うならば手術療法の方がいいですし、日常生活への復帰を第1とするならば保存療法がいいと思います。

どちらの治療法を選ぶのかは、あなた目標にあわせてメリット・デメリットを理解した上でドクターとよく相談して決めるようにしてください。

 

リハビリはギプスが外れてから!痛みはあるの?

ギプス固定期間は6週間!

手術療法と保存療法のどちらをえらんでもリハビリを行う前まで一定期間アキレス腱をギプスで固定します。

ギプスをしてしまえば痛みはほとんどありません。

手術療法を選んだ私の場合、ギプスは2度巻き直ししました。患部が固定されるとまったく動かなくなるため、ふくらはぎの筋肉かみるみる落ちて細くなりギプスがゆるくなるからです。

 

最初の3週間は松葉杖を使って歩行、巻き返しての3週間は自分で歩行できるようギプスに人工かかとをつけてもらいました。

2度目の巻き返しになると松葉杖の依存度が少なくなり、だいぶ自分の力で歩けるようになったことを覚えています。

実はリハビリはとても重要!

ギプス固定の影響として以下のような症状が生じます。

  • ふくらはぎの筋肉減少(細くなる)
  • 足首関節の可動域の低下
  • アキレス腱の柔軟性低下
  • むくみの発生

手術後のリハビリは、これらの症状を回復させる訓練です。アキレス腱断裂から復帰まで重要な役割を果たします。

なぜならばギプス固定は足首の関節を固めることになり、足首周りの可動域が低下してしまうからです。

事実、ギプスを6週間固定して外したあと、自分の足が全く動かなかったことに衝撃を受けました。自分で歩けるようになるまでいったいどれだけ時間が掛かるのかと。

それくらい動かなかったことを覚えています。

手術で縫合した影響でアキレス腱が太くなったり、癒着によってアキレス腱の動きが悪くなります。基本的にリハビリは動かなくなった足首周りの可動域を元に戻すため行うのです。

 

正直、時間も掛かるしマッサージで可動域を確保するためその時点での限界に近いくらい伸ばされるため痛みもあります。

痛みよりはぐ~っとアキレス腱を伸ばすので、苦しいといった方がわかりやすいかもしれません

もちろんリハビリは整体院で行うのですが、痛みを避けようと通院をサボったりすると、あとあと足首が曲がらなくなったりすることも否定できません。

特にスポーツ復帰を早くしたいときはしっかりとリハビリを行うことが大切です。

 

ギプスが外れた後は装具で補助すると安心!

ギプスを外した後は足首も動かないし、力もはいりません。何より再断裂しないかと気持ちの上でとても不安になりました。

そんな不安を少しでも軽減するためにアキレス腱のサポーターを使ってみるのもいいと思います。

オススメなのがザムスト(ZAMST)のサポーターです。

ザムスト(ZAMST)はスポーツ向けサポーターのブランドで、医療メーカーでもあります。個人的にはこちらが信頼できていいと思います。

1度手に入れておけば、リハビリ期間だけでなくスポーツ復帰後もしばらく使うことができます。

 

アキレス腱断裂!復帰までどれくらいかかるの?

さて気になるのがアキレス腱を断裂してから復帰まで、どれくらい時間がかかるかと言うことだと思います。

私の経験の話ですが紹介しますね。

仕事

私の場合、左足のアキレス腱を断裂しました。

病院にもよると思いますが手術後も入院(2~3カ月)して治療するケースもあるようですが、幸い日帰り手術だったので通院で大丈夫とのこと。助かりました。

そのおかげで手術の翌々日から松葉杖で出社しました。実質会社を休んだのは5日間程度でした。

仕事は営業で外回りが主だったのですが、会社に事情を説明し、当面の間はデスクワークに変更してもらったので、一安心でしたね。

車の運転

私が住んでいるのは地方のため、通勤でも仕事でも車の運転は不可欠なところです。

しかし幸い(?)切った足が左足で右足は無傷だったため、左足をギプスで固定しつつ右足で車の運転(オートマ車)はできました。会社へは自分で運転して通勤しました。

もし右足を切っていたなら、車の運転もリハビリを行って右足がだいぶ回復しないと無理だったでしょう。

車の運転に関しては右足と左足、どちらのケガかによって大きく差が出ると思います。

スポーツ

リハビリも終わって日常生活ができるようになると次はスポーツ復帰です。私の場合、バレーボールの練習に復帰したのが約4カ月後でした。

ただ左足のつっぱりがだいぶ残っていて再断裂の不安があったので、最初はパスなど軽い運動でした。この時点でジャンプなどの動きは全くできない状態です。

練習に復帰してスパイクなどジャンプの動作ができるようになるまでさらに1カ月、競技復帰まで5~6カ月といったところでしょうか?

足首の状態も気になるところですが、やはり再断裂が怖いというメンタルの部分を克服するのに時間が掛かります。

本当にアキレス腱断裂はスポーツ復帰までが大変ですね。

 

アキレス腱を再断裂しないために再発予防が大切!

アキレス腱断裂を再発させないために心がけておくことを紹介します。

  • シューズにインナーソール(中敷き)を使用する
  • 運動前にキネシオなどのテーピングをする
  • 下腿と足底のストレッチは入念に行う
  • ウォーミングアップや終了時のダウンを行う
  • スポーツ終了時にアイシングで炎症を予防する

 

アキレス腱断裂を再発させないためには腱への伸展力を軽減することが効果的です。しっかりと試してみてください。

 

また案外見落とせないのが逆足にかかっている負担です。再断裂を恐れ、治療したアキレス腱の動きが悪くなると、自然と逆の足にかかる負担が増えてしまいます。

断裂した足をかばうばかりにアキレス腱だけでなく体全体のバランスが悪くなり、逆足のアキレス腱を断裂してしまう人が少なくありません。

アキレス腱は再断裂のリスクや逆足を断裂してしまうリスクもありますので、治療後も継続的にコンディションを整えておくことが大切です。

 

まとめ

いかがてしたでしょうか?

治療した病院(整体院)によっても違うところはありますが、治療の方法、治療期間、完治までの道のりなど私の体験談を紹介しました。

あなたの知識のひとつとして、あるいは役立てる方法があれば試してみてください。

アキレス腱を断裂してしまったのは残念なことですが、復帰までの参考になれば幸いです。

 

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鎌田 聡

鎌田 聡

スポーツ少年団指導歴18年、現在は約90名の複合型スポーツ少年団の事務局長を務めています。またスポーツ推進委員歴10年の経験をいかし、主にバレーボール関連のスポーツライターに。自身もバレーボール歴34年の経験を持ち、バレーボール全般に精通。常に読者目線でバレーボールに関する情報を発信するよう心掛けています。

コメント

  1. たけちゃん より:

    6月始めにバレーの試合で 左足アキレス腱断裂しました。保存固定法選び ギブス松葉杖生活に、会社通勤 ブログの通りですが、少し慣れてきたところです。これから先の状況がブログ読んで 想像出来ました。ありがとうございます。
    年末にはバレー復帰したいですが、中年60歳近く なので ギブス外れたらリハビリ頑張りたいと思います。
    生涯スポーツして 元気に過ごすために

    1. 鎌田 聡 鎌田 聡 より:

      コメントありがとうございます。左アキレス腱の断裂ですか。いろいろ生活が大変だと思いますが、周囲の助けも借りて乗り切っていただければと思います。プログの記事が少しでもお役にたてたのなら嬉しい限りです。リハビリを頑張って、早くバレーボールの復帰ができるといいですね!お大事になさってください!

      1. たけちゃん より:

        無事に先週から ギブス松葉杖生活から、短下肢装具に変わりました。断裂固定法から5週目で装具生活です。
        松葉杖生活では本当に辛いもんだと学習しました。
        電車通勤でしたが、席を譲っていただいた方々に 感謝です。譲ってくれた人は思ったより少なかったので、今後は身体の不自由な方には さらに 気をつけて行きたいです。
        これから4週間 かかとを下げながら、装具生活です。リハビリに向けて 頑張ります。
        また 経過報告します。

        1. 鎌田 聡 鎌田 聡 より:

          コメントありがとうございます!

          リハビリ中はいろいろ不便があって大変ですよね。しかし、ケガをしたことで体の不自由な方への配慮の気持ちがうまれたことは素晴らしいことだと思います。

          早く回復することを祈っております。お大事になさってください。

  2. nanben より:

    大変参考になりました。どうもありがとうございました!

    1. 鎌田 聡 鎌田 聡 より:

      少しでもお役に立ててうれしいです!コメント、ありがとうございました!

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