ソフトバレーボールのルールとは?初心者が聞きたいルールのQ&A!
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ソフトバレーを始めたものの、ルールがよくわからなくて苦労していませんか?
皮バレーの6人制ルールに近いのもあるし、ソフトバレーならではのルールもあります。
そして大会に参加すると大変なのが「審判」ですよね。大会のルール上、必ず審判を行わないといけません。実は「審判」がネックになって、大会参加を見合わせるなんて声も聞こえてきます。もったいないですね。
そんなあなたにソフトバレー歴18年の私が、審判やプレーで使えるこれだけは覚えておきたいルールを厳選して紹介します。
ぜひ最後までお付き合いくださいね!
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Contents
ソフトバレーのルール
ソフトバレーのルールを簡単にまとめると以下の通りです。
ソフトバレーのボール
ボールはゴム製で周囲が77~79センチメートル、重さは200~220グラムです。色の規定はありません。主なメーカーはミカサ、ミズノ、モルテンなどが有名です。
ソフトバレー連盟主催などの大会では、大会ごとにメーカーがスポンサーとなってそのボールを使用します。
個人の感想ですが、メーカーによって微妙にボールの特性が異なり、飛びやすかったりやわらかく感じたりします。そう感じるため、大会前の練習では大会で使われるメーカーのボールを使用して練習します。
ソフトバレーのコート
バドミントンのダブルスのコートを使用します。(13.40m×6.10m)。サーブを打つためのスペースとして最小限2メートル幅のフリーゾーンが周囲に必要です。
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ソフトバレーのネット
支柱はバドミントン用のものに補助金具を装着して使用します。高さは2メートルです。ソフトバレー専用の支柱もありますが、体育館により装備されているところとないところがあります。
ネットはバドミントン用ネットかソフトバレーボール用ネットを使用します。色の規定はありません。
ソフトバレーチームの構成
1チーム最大8名まで登録ができます。競技者4人、交代競技者4人以内で構成します。また1名監督をおくことができ、監督は競技者を兼ねることも可能です。
ソフトバレーの勝敗
3セットマッチ制で行われ。2セットを先取したチームが勝ちです。
各セット15点先取ですが、14‐14となった場合はデュースとなり2点差がつくまで試合は続行されます。ただし16‐16となった場合は点差に関わらず17点で打ち切りです。
ルールが似てる?そもそも6人制バレーとの違いは何?
ソフトバレーのルールは基本的には6人制バレーボールと同じです。ただゴムボールを使用している関係で6人制よりドリブルやホールディングなどの許容範囲が緩和されています。
つまり6人制にくらべて反則が取られにくいということです。
他に6人制と違う点についてまとめます。
- サーブを打った後はフリーポジョン
- ネットインサーブは認められない
- ブロックのオーバーネットの禁止
サーブを打った後はフリーポジションになるため、前衛と後衛の区別がなくなります。後衛の選手がネットの近くでアタックを打つこともできます。そのためアタックラインがありません。
サーブについて6人制バレーではネットインサーブ(ネットに触れてから相手コートの中に入るサーブ)は認められていますが、ソフトバレーでは反則となり、相手チームに1点が入ります。
また、ブロックはオーバーネット(相手のコートに手が出てボールに触れてしまうこと)は反則です。反則をすると相手に1点がはいります。ブロックに関しては9人制のバレーと同じと考えていいでしょう。
詳しくは財団法人日本バレーボール協会でソフトバレー競技規則というルールブックが発売されていますので、もっとルールを勉強したいと思う方は購入してみるといいと思います。
ただ私からすると、ルールブックはある意味法律みたいなものなので、表現が少しわかりにくいところがあります。
そこで、ソフトバレー初心者が迷いそうなルールを次の章で紹介していきます。
ルールブックではわかりにくい!試合で迷うジャッジとは?
試合中によく起こる判定(ジャッジ)を大きく分けると3種類あります。
- 反則系
- プレー系
- 審判系
ではそれぞれのカタゴリで質問と答えのQ&A形式で紹介します。
反則系

ローテーション上サーブレシーブの時に前衛の選手と後衛の選手が横に並ぶケースがあると思いますが、アウト・オブ・ポジションではないのですか?

しかしサーブを打つ前、(正確にはサーバーがサーブを打った瞬間)のポジションはローテーション通りでないといけないのです。
特に相手チームがサーブを打った瞬間、前後が反対だったり左右が入れ替わったりしていたらアウト・オブ・ポジションの反則を取られます。
質問の答えですが、ルールブックには「バックの競技者が対角となるフロントの競技者より前方に位置しても反則とならない」とあります。
このため、「サーブレージの時に前衛の選手と後衛の選手が横に並ぶケース」はアウト・オブ・ポジションにはなりません。アウト・オブ・ポジションの反則は、選手の前後関係、左右の関係が対象なんですね。
つまり、ネットを正面に見てバックレフトの選手がフロントライトの選手より右にいても反則ではありませんが、そのバックレフトの選手がバックセンターの選手より右にいれば反則です。
同じくバックレフトの選手がフロントレフトの選手より前にいれば反則です。
試合前に提出するオーダー表と実際のボジションの位置が異なるので、大変わかりにくいとは思います。アウト・オブ・ポジションの反則はとなりあった選手たちの位置関係できまるので、対角の選手の位置関係は全く影響しないのです。
やはりチーム内で「このボジションだったらアウト・オブ・ポジションだよね」という位置関係を確認し、共有しておくことをオススメします。



アンテナに当たった時点で反則ではないのですか?

つまり質問のケースではAタームのコート内に落ちたので、Bチームに1点が入ります。
また支柱についてもネット部分(支柱上部80cm)と支柱下部を含め、ボールが当たっても反則にはならないのでプレーは継続します。


従ってレシーブのとき、体の2カ所に当たってもドリブルにはなりません。
ただレシーブをはじいたあとにもう一度接触したなど、1度目と2度目の接触に時間が空いている場合は、たとえひとつの動作中であってもドリブルの反則になる場合があります。
どこまでをひとつの動作として捉えるかは審判次第です。


対象の足がラインに1cmでもかかっていればオッケーです。センターラインを完全に踏みこえてしまったらパッシング・ザ・センター・ラインの反則です。
ちなみに手での場合も同様です。手のひらが完全に相手のコートに入ってしまえばパッシング・ザ・センター・ラインの反則を取られます。






プレー系
プレーの最中におきる反則の例を紹介します。






例えばサーブを打ったあと、そのまま前衛に動いてブロックしてもいいし、サーブ後に後衛でレシーブに入ってもいいです。
チームの作戦に応じて決めるといいと思います。


というか、そもそもソフトバレーのコートにアタックラインはないのです。(小学生のコートはある)
サーブ後、前衛に出でどんどん攻撃してください。






これがローテーションであり、ローテーション順は、試合開始前に提出するオーダー表(通称:目玉)により決定され、そのセットを通じて変更することはできません。
サーブを打つ時までは6人制と同様に左右と前後に対してローテーションがありますが、サーブを打った瞬間からフリーホジションになるので選手の動きは自由です。


オーバーで故意に返球すると反則を取られます。
審判系
審判を担当しているときの判定の方法を紹介します。


ライン上でボールのセンターがインよりかアウトよのかで判定する方がいますが間違いです。


例えば14‐14のケースでは16‐14となれば2点差で終わりです。
しかし16‐16となった場合は点差に関わらず先に17点を取ったチームがセットの勝利です。
ソフトバレー大会への参加方法とは?
ソフトバレーの練習をしていたら、大会にも参加したくなりますよね!ソフトバレーの大会への参加方法を紹介します。
ソフトバレー連盟に登録・加入する
ソフトバレーの魅力に取りつかれ、チームを立ち上げたのはいいものの、どこで大会参加の情報を得たらいいか探していませんか?
そんな時にオススメなのが、それぞれの都道府県にある「ソフトバレー連盟」です。
ソフトバレー連盟は地域によって違いもあると思いますが、年間5~10回ほど大会を主催しています。ソフトバレー連盟に県登録する必要がありますが、費用を掛けてもメリットは多いと思います。
あなたがお住いの地域の「ソフトバレーボール連盟」は日本ソフトバレー連盟のホームページから探せます。
→ https://www.japansoftvolleyball.com/blank-4
(※ソフトバレー連盟がない地域もあります)
お住まいの都道府県に連盟があれば申込めば簡単に加入できるので直接問い合わせてみてください。
では、ソフトバレーボール連盟の加入メリットについてお話しします。
- 連盟が主催する大会に参加できる
- 毎回、大会への参加申込書が送られてくる
- 研修会に参加してリーダー資格が得られる
- 審判講習会に参加して技術が向上できる
- 大会に出るとお友達がたくさん増える
まずは年間5~10回ほど主催している大会に参加できること、そしてその案内が登録したチームに届くので、大会に参加しやすいところです。
また、リーター研修会に参加してチームの運営、連盟との連携、競技知識などソフトバレーのリーダー資格を取ることができます。
審判が不安なチームは「審判講習会」に参加して、審判(主審・副審・ラインジャッジ)の技術を身に着けるのもよいでしょう。
そして何より最大のメリットは「お友達がたくさん増える」に尽きます!
大会参加を重ねると、同じカテゴリーで対戦するチームと顔なじみになり、そういったチームと交流できるのもソフトバレーの目的です。仲の良い仲間とソフトバレーを存分に楽しみましょう!
※大会の回数や研修会・講習会の開催は地域によって異なりますので、必ずお住いの「ソフトバレーボール連盟」に確認してください。
長くなるので詳しくは説明しませんが、要は日本バレーボール協会に個人登録して年間¥1,000の費用がかかることだけ覚えておいてください。
詳しくはお住いの「ソフトバレーボール連盟」に問い合わせてみてください。
市町村のバレー協会が主催する大会に参加する方法
実は「ソフトバレーボール連盟」と関わりのない大会もたくさん開催されています。それは市町村のバレーボール協会が主催している大会です。
事実、私の市のバレーボール協会でも年に1度、事業として大会を主催しています。主催側のメリットとしては、大会を開催することで参加費がいただけるので事業収入になるということです。
また参加するチームのメリットは
- 日本バレーボール協会への個人登録がいらない
- 大会参加費が連盟の大会より安い
- たくさんの大会に出場できる
などが挙げられます。
また、市町村によっては独自のローカルルールを作ったり、景品を豪華にしたりと工夫して参加チームに楽しんでもらうことを目的に開催しているところもあります。
では、どのようにして市町村のバレー協会が主催する大会に参加する方法を探したら良いのでしょう?
実はここで大切になってくるのが、「お友達情報」です。そのネットワークが、「つぎはこの地域で大会あるよ」「〇月にはあそこで大会でるよ」などの情報が得られるのです。
流れを整理すると、
「まずは都道府県の連盟の大会に出る」
↓
「お友達チームが増える」
↓
「そこから情報を得る」
↓
「市町村のバレー協会が主催する大会に出る」
これがおススメです。ぜひ試してみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ソフトバレーボールのルールについて、よくある質問をQ&A形式で紹介しました。ルールが理解できれば、あなたが審判をするときもやりやすくなりますよね。
また後半には、大会に参加する方法も紹介しましたので、ぜひチーム内で相談してソフトバレーボールを楽しんでほしいと思います。
楽しくバレーをするために「スポーツ保険」には必ず加入してくださいね!
スポーツをする以上、ケガは付きものです。そなえあれば憂いなしと言いますが、万が一のことに対応しておくことも楽しいバレーボールライフを送る上でも大切です。
ソフトバレーボールがうまくなりたい!上達する練習のコツの記事を書きましたので、よろしければこちらもご覧ください。

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25歳 男女混合ソフトバレーをしているものですが質問よろしいでしょうか
相手チームからのサーブを白帯より低い位置で故意的にファーストタッチで相手コートに返球する事は反則になるのでしょうか
ネットの白帯より下からの返球はたとえ意図的でも反則にはなりません。ただしボールタッチした位置がネットの2mより下である必要があります。
たとえばオーバーパスで返球しようとして、ネットの白帯を超えてしまえば反則を取られます。
ソフトバレールールについて質問があります。
コート外にボールがいってしまった場合、どこまでプレー続行になりますか?
バレーボール6人制だと、相手のコート外のボールも一度自コートへ戻すことができますが
9人制は支柱を越えた時点でアウトとなります
ソフトバレーはどこの時点でアウトとなるのでしょうか?
杉野さんへ
ご質問ありがとうございます。
基本的にソフトバレーではボールがコート外に行ってしまった場合、
支柱(アンテナ)を超えた時点でアウトになります。(9人制と同じ)
問題はサイドライン側にボールが飛んでいった場合、どの時点でボールデッドになるかということです。
財団法人日本バレーボール協会 ソフトバレーボール競技規則でも確認してみましたが、
ボールのインアウトの判定にサイドライン側の記述はされていません。
大抵は大会が行われる体育館の広さ(コート間の間隔)により、
その大会ごとに決められていることが多いと思います。
例えばベンチを設置している場合、ベンチを超えた時点とか、
あるいは隣のコートにボールが入った段階で危険防止のためボールデットになる、といった具合です。
その大会の代表者会議であったり、開会式の競技場の注意などで説明があると思います。
もし説明がないときは逆に質問してみるのもいいと思います。
最近はコロナの影響でなかなか大会が行われず、寂しいですね。
少しでも杉野さんのお役に立てればうれしい限りです。いかがでしょうか?