バレーボールのブロックの練習方法!上達するポイントとは?
Sponsored Link
バレーボールのブロックの練習方法をお探しですか?ブロックは相手がスパイクを打つときにジャンプして止める動作です。
案外かんたんそうに見えますが、コツをおさえてしっかりと練習しないと全く機能しなくなります。それではブロックとしては成り立ちません。
この記事では、ブロックの基本的な形と練習方法について紹介しています。ぜひ最後までお付き合いくださいね!
ブロックには攻撃的なブロックと守備的なブロックがあります。ブロックの基本をしっかりマスターしていれば両方に対応できます。
Sponsored Link
Contents
バレーボールのブロックのポイントとは?
ブロックのポイントは、相手のスパイクに合わせてジャンプし、空中で強固な「カベ」を作ることです。そのためには基本の姿勢からすばやく動いて、しっかりとジャンプして空中での滞空時間をキープすることが大切です。
ジャンプの時には下半身のバネを使ってできるだけ高い地点まで跳びます。空中ではからだ全体で「くの字」を作って両腕を、相手のコートの白帯めがけてつき出します。
相手のスパイクに対抗するカベを作れば、相手のスパイクを「シャットアウト」する可能性も高まります。
バレーボールのブロックの基本的な形を身につける!
それではブロックの基本的な形(姿勢)を身に付ける練習方法を紹介します。まずはブロックの流れです。
- ひじを90度にまげて両手を開いて構える
- ブロックジャンプをして両腕をしっかりとネットから出す
- ブロックの瞬間手を大きく開き親指と小指に力を入れる
- 体が落ちるまで腕は上にあげつづける
- 床に降りた時ひざのバネを使って衝撃を吸収する
- ボールが行った方向に体をひねってボールを見る
ひとつずつ説明します。
1.ひじを90度にまげて両手を開いて構える
ブロックするときの体の準備は、ひざを少しまげて腰も前傾姿勢をとります。そしてひじを90度にまげて両手を開いて構えます。これが基本姿勢です。
2.ブロックジャンプをして両腕をしっかりとネットから出す
ブロックジャンプをしたときに、腕は必ずネットの白帯の上を滑らすように前に伸ばしていきます。決して腕を上にあげてから前に腕を出してはいけません。ブロックが遅れるとタッチネットの可能性が高くなります。
3.ブロックの瞬間手を大きく開き親指と小指に力を入れる
ブロックの瞬間、手のひらの親指と小指にぐっと力を入れます。そうすると自然に手のひら全体に力が加わります。
そしてこのとき、手のひらの親指を上にむけて両方の親指の間隔は5センチくらいにします。
手のひらを開きすぎるとボールが抜けてしまうので、こうすることで手の間を抜かれないようにします。
4,体が落ちるまで腕は上にあげつづける
体が落ちるまで腕は上にあげています。手を下にひっこめると、ボールを吸い込む確率が高くなります。
理想的には、手のひらで相手のボールを包み込むようにできれば、相手がスパイクを打った瞬間に手のひらに当たればボールは下に落ちます。
これがブロックの完成です。
5.床に降りた時ひざのバネを使って衝撃を吸収する
床に降りたときは、ひざのバネを使って足への衝撃を吸収してください。
6.ボールが行った方向に体をひねってボールを見る
次のプレーにそなえるために、ボールが行った方向に体をひねってボールを見るようにしましょう。
次の章ではブロックがネットから手首しか出ないときと、しっかりと手が出るときの対応の仕方を紹介します。
ブロックのコツを動画で学ぶ!
ブロックのコツを動画で紹介します。V・プレミアリーグ所属の男子バレーボールチーム「ジェイテクトSTINGS」の主将、そして現役日本代表の浅野博亮選手の動画です。
手が出る人でない人のブロックの仕方とは?
ブロックしてネットからしっかりと手が出る人と、手のひら程度しか出ない人のブロックの役割は異なります。それぞれのブロックの仕方を紹介します。
ネットから手首しか出ないときのブロック
手くびしか手が出ない人は、ネットから上にある手のひらをネットに近づけてネットと平行に上げます。
相手のスパイカーが上から打ってくるような選手であれば、手のひらを45度くらいの角度で上に向けます。(これでワンタッチが取れる可能性があがります。)
腕があまり出ない人は、人差し指がうえを向くくらいで、親指の間隔はやはり5センチくらいです。
ネットからしっかり手が出ているときのブロック
腕がでる人は、できるだけ前に出すようにします。スパイカーの打点が高い場合は、それに従って腕の角度は上向きななめ前に変わっていきます。
ブロックジャンプしたあとに、コート内側に両腕の面をひねって向けるようにします。
また、両サイド(レフトやライト)のブロッカーは、ボールが当たった瞬間、空中で手のひらの向きをコートの内側下方向に向けて、ボールを落とします。
バレーボールのブロックのステップとは?
ブロックでの移動は左右への横移動です。ボールをみながら横方向へすばやく動かなければ、意味がありません。ブロックのステップの方法を紹介します。
ブロックのステップには次の2つがあります。
- サイドステップ
- クロスステップ
サイドステップ
まず、サイドステップとはブロックのフットワークの基本です。右方向へ移動したい場合は右脚から、左方向へ移動したい場合は左足から一歩を踏み出します。
主に近い距離にトスが上がった場合に、つかうステップです。大きく踏み出し、親指の付け根から着地。もう片方の足を引きつけるようにしてジャンプ。
大切なことは、つねに目線を一定にして移動することです。
クロスステップ
クロスステップは移動の幅が大きい時に使います。レフトからライト側まで大きく動くセンタープレーヤー(ミドルブロッカー)がいちばん多く使います。
クロスステップの手順は次の通りです。
- 基本の構えから対手のスパイクを読む
- クロスステップも最初の一歩は移動したい方の足から
- 次の足をクロスさせながら横に移動
- スパイクの位置を目指して素早く動く
- つま先がネットの先を向くように着地してジャンプの準備
- 全身を使って大きくジャンプしてブロック
ブロックの瞬間は、白帯めがけて相手のコートへ両腕をつき出し、腹筋・指先・方に力を入れて全身で「カベ」を作ります。
長い移動の場合には、サイドステップ+クロスステップを組み合わせて、わり素早く移動するといいでしょう。
ボールを使ったブロックの練習
この練習はひとりではできません。コーチやチームメイトに手伝ってもらいましょう。
- ゆるいボールをブロックして感覚をつかむ
- ブロックに合わせてスパイクを打つ
- 台を使ったブロックの練習
ではひとつずつ説明していきます。
1.ゆるいボールをブロックして感覚をつかむ
まずはゆるいボールでブロックのタイミングをつかみましょう。手順は次の通りです。
ネットの正面に立ってブロックの構えをします。次に反対側のコートからネットの白帯から上のあたりにボールを投げてもらいます。
そのボールに合わせてジャンプし、ブロックをします。
2.ブロックに合わせてスパイクを打つ
打ち手はブロッカーと反対側に立ってスタンバイします。次にブロックの動作に入り、ブロッカーのジャンプに合わせてボールをブロックに打ち込みます。ボールが当たった感覚と、手の返しをしっかり学びます。
この方法は、ネットを使わすに(ジャンプもしない)コート上でも同じ練習ができます。
まずブロックの姿勢を作ります。ブロックする選手と打ち手の距離は50センチほどでいいです。打ち手のパートナーに、その指先めがけてスパイクを打ってもらいます。
ボールがあたる瞬間に、ブロックする指にしっかりと力を入れてボールを下に落とします。
3.台を使ったブロックの練習
これは、より試合形式に近い練習方法です。相手のスパイクを想定して「台」を使います。
ブロッカーの反対側にレフト・センター・ライトの位地に台おいて、3名がそれぞれ台の上に乗ります。これで準備完了です。
ブロックの練習で、ひとりがコートに入ります。
台の上に立った打ち手は、アイコンタクトなどで調整をしてひとりずつ順番に打ちます。ブロッカーは、打ち手のスパイカーの動きを見て、その体の向きの方向に移動してブロックします。
レフト側、センター、ライト側で交互に打ち込み、ブロッカーは素早く横に移動しながらブロックに行きます。この練習でより試合形式に近いブロックの練習ができます。
この練習でえられるポイントは5つです。
- サイドステップ・クロスステップの動き
- ステップからジャンプへの踏み込みの仕方
- シャンプしてからの空中姿勢(両腕を出して体はくの字に)
- スパイクをシャットアウトする感覚
- つま先から着地してけがを防ぐ
ブロックの基本姿勢がマスターできたら、試してみてください。格段にブロック力が向上します。この練習が身についたら次は2枚ブロック・3枚ブロックに挑戦してみましょう。
ブロックでは相手の動きを見ることが大切!
ブロックで大切なことは、ボールを見ることよりも、相手のセッターの動きと、相手のスパイカーの動きを見ることです。目の訓練はブロックの上でとても大切です。相手を見て次の動きを読む練習をしましょう。
ブロックは守備的なものですが、うまく機能すれば同時に攻撃のチャンスにもなり得るのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ブロックの練習方法を紹介してきましたが、練習方法はこのほかにもたくさん考えられます。ブロックはシャットアウトすることも大切ですが、しかし毎回シャットアウトすることは難しいことです。
良いブロッカーは、ワンタッチをして後ろのレシーバーがレシーブしやすいようにしたり、ブロックで相手の打てるコースを限定したりして、味方のレシーブをしやすくします。
このことを頭に入れて、いろいろな練習方法を考えて練習してください。

Sponsored Link
Sponsored Link