【バレーボール】スパイクでブロックアウトを取る6つのテクニック!
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バレーボールのスパイクでブロックアウトを取る方法とは、どんなテクニックなのでしょうか?スパイクは相手のコート内に打ち込んで得点するだけではありません。
相手のブロックをうまく利用してポイントを取ることもできるのです。
この記事は、ブロックアウトのテクニックについて紹介しています。ぜひ最後までお付き合いくださいね!
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Contents
ブロックを利用したスパイクの打ち方!ブロックアウト
ブロックアウトをする前に、いくつか確認しておくことがあります。まず、あなたはスパイクを打つときに相手のブロックは見えますか?
もし、相手のブロックが見えないのなら、すぐにブロックアウトを身につけることは難しいかもしれません。
しかし安心してください。次の章では、相手のブロックを見る方法と、その手順について紹介します。
相手のブロックが見えないとブロックアウトはできない?
相手のブロックが見えることはスパイカーにとって、とても有利なことです。しかし、全てのスパイカーがブロックを見えるわけではありません。それではブロックが見えないとブロックアウトはできないのでしょうか?
そのような事はありません。
もしブロックが見えないのなら、まず相手のブロッカーの位置を見ることから始めましょう。
相手のブロッカーを確認する方法とは?
相手のブロッカーを確認するのには次の4つがポイントです。
- サーブが打たれる前のブロッカーを観察する
- 相手のブロックの陣形を見る
- 味方セッターのトスが上がったとき
- スパイクを打つ瞬間
それぞれ確認していきましょう。
1.サーブが打たれる前のブロッカーを観察する
自分がレフトスパイカーでしたら、相手のライトのブロッカーがセッターなのか、セッター対角のライトプレーヤーなのか、身長はどれくらいかを確認します。
センターのブロッカーの身長も確認します。だいたいセンターの背が高い場合が多いですね。相手のブロックがどのくらい手が出るのかも、練習の時などにみて分かっているといいですね。
ブロッカーの身長を見ただけでも、どれくらいブロックの手が出るかわかるでしょう。
レフトスパイカーでしたら、自分の前の相手のライトの選手とセンターの選手を見て、どれくらい手と腕がネットから出てくるのか想像できると思います。
2.相手のブロックの陣形を見る
セッターにボールが入る前に、相手のブロックの陣形を見ましょう。ライトのブロッカーは、自分の前か、センター付近かをみます。
センターブロッカーの位置はセンターにいて、こちらのセンターをマークしているか、それとも相手のライトに近くレフトスパイカー(自分)をマークしているかを見ることです。
これはサーブレシーブからセッターにボールが入るまでの時間に、一瞬で分かるように意識して練習をしてください。
味方が良いサーブレシーブをしてセッターにAパスでかえるようでしたら、相手のセンターブロックはクイック攻撃を考えますから、レフトへの移動は一瞬おくれると考えられます。
ただしこれは平行トスの場合で、オープントスでしたらブロックは2人つくと考えた方がいいでしょう。
3.味方セッターのトスが上がったとき
つぎは平行トスが自分に上がったときに、相手のセンターブロッカーがどのくらいついてきているか目に入れる練習をしてください。
外側から弧を描いてスパイクの助走に入ってくれば、これも練習次第でできるようになると思います。
相手のセンターブロックが追いついて、2枚ブロックが完成しているのか、それとも遅れてカンチャンになるのか見きわめましょう。
4.スパイクを打つ瞬間
スパイクを打つときに、相手のブロッカーの手が視野の中に入れることができるかです。しかし、これはなかなか難しいと思います。
できるようになればベストでしょうが、仮にできなくても前項で紹介した1~3までのことを、しっかりと意識して練習すれば、おのずと身についてくると思います。
自分がスパイクを打つときに、チームメートに「1枚」「2枚」「3枚」などと、相手のブロックの枚数を言ってもらうようにすれば、より相手のブロックは見やすくなるでしょう。
もしブロッカーの手が見えなくても、ブロッカーが飛んでいるか、1枚かそれとも2枚かがわかればスパイクを打つときに有利に働きます。
相手のブロックが見える条件とは?
相手のブロックを見るには条件も影響してきます。
まず、相手のブロックを見るために大切なことは、スパイクを打つときにボールをかぶらないことです。かぶれば絶対にブロックは見えません。
スパイクのフォームをしっかりと確認しておきましょう。
また2段トスや、うしろからくるボールをスパイクするときも、相手のブロックは見えにくいでしょう。
ブロックアウトを取る方法!
大変お待たせしました。それでは、ブロックアウトはどのようにすれば取れるのでしょう。まず、ブロックアウトの種類をお伝えします。
ブロックアウトの種類とは?
ブロックアウトは主に次のケースです。
- ブロックにあたってサイドラインの外にでる
- ブロックにあたって相手のコート内に入る
- ブロックにあたってエンドラインを大きくこえて外にでる
- ブロックにあたってブロッカーとネットの間に吸い込む
- ブロックにあたって、こちら側のエンドラインの外にでる
それでは、ブロックアウトをとれる条件とは、どんなときでしょうか?
ブロックアウトをとれる条件とは?
ブロックアウトはいつでも取れるわけではありません。ブロックアウトを取るのにも条件があります。その条件を紹介します。
トスの上がっている場所とブロックの位置関係
レフトスパイカーでしたら、トスが上がっている場所と相手の右側のブロッカーの位置関係にあります。相手の戦術にもよりますが、ふつうマーカー帯ギリギリにブロッカーは飛びません。
すなわち、ストレートはあいていることが多いのです。
もし、アンテナとブロックに間が見えたら、相手のブロックの右手をねらってスパイクを打ち込めば、ブロックアウトは取りやすくなります。
相手ブロックの手の出し方
相手のブロックが高いブロックであるほど、ブロックアウトは取りやすくなります。
「えっ?ブロックが高いとシャットアウトされてしまうのでは?」
こう思うかもしれませんが、相手のブロックが見えていて、高いブロックであるほど、ブロックアウトを取る可能性は高くなります。
逆に相手のブロックがあまり高くなく、そろっていないブロックほど、ブロックアウトは取りにくくなります。相手のブロックをねらうことが難しくなるからです。
また、ライトのブロッカーやセンターのブロッカーが遅れて入ってくるかどうかでも可能性は違ってきます。
ブロックアウトをねらう6種類の方法
ブロックアウトをねらう6種類の方法を紹介します。
- 相手ブロッカーの外側の手をねらう
- 相手ブロッカーの外側の腕をねらう
- プッシユで相手ブロックの外側の手をねらう
- 2枚のブロックの間をねらう
- クロスうちで相手のブロックの内側をねらう
- 相手のコートのエンドラインをねらう
では、ひとつずつ説明します。
1.相手ブロッカーの外側の手をねらう
レフトスパイカーでしたら、マーカー帯の前か少し外側から、相手ライト側のブロッカーの右手にボールを当てるようにねらって打ちます。
右手に当たったボールは相手のコート側の、こちらから見て左の外に飛んでいきます。
2.相手ブロッカーの外側の腕をねらう
次は手ではなく腕を使ってブロックウウトを取る方法です。相手のブロッカーの前にボールがきたとき、ブロッカー右腕の外側にボールを当てるようにねらって打ちます。
もし相手のブロックが人ひとり分、アンテナから離れていた場合は、ストレートのコーナーをねらって打つことで、ブロックアウトをねらえます。
相手のブロックにあたらなくても、ストレートのコーナーに落とすことができます。
3.プッシユで相手ブロックの外側の手をねらう
ボールがネットの近くに上がってきて、なおかつブロックが目の前にあるとき、プッシュボールでブロックアウトをねらう方法です。
レフト側からスパイクを打ち込むときに、プッシュで相手ブロックの右手外側か、右腕外側に向かってプッシュします。
この時ボールを持ち運ばないようにしてください。持ち運んでしまうと、相手のブロックに押し込まれてシャットされます。
また、「触るだろう」と安易に考えて、ただ外側にプッシュするのもいけません。ワンタッチせずにアウトボールになるか、相手のブロッカーがワンタッチねらいを察知して、ブロックの手を引っ込める時もあります。
大切なのは、確実に相手のブロックが触ったと確認した瞬間に、外側に押し出すことです。この方法は、ほぼ確実にブロックアウトが取れます。
少しむずかしいように感じるかと思いますが、ブロックが目の前にあるので比較的に簡単にできます。
まずはジャンプしない状態で、ネット越しにスパイカーとブロッカーがプッシュとブロックを行って、外にはじく感覚をつかみましょう。
4.2枚のブロックの間をねらう
もし、2枚のブックの間か空いていたら、ブロッカーとブロッカーの間にボールを打ちます。(カンチャン)
このケースはブロックアウトをねらうより、ブロックの隙間をねらってのスパイクを打ってもいいと思います。
しかしレシーブのセオリーは、ブロックの間か空いたら、そのスペースに詰めてレシーブを行うため、上げられてしまうかもしれません。
そんなときは、遅れてブロックにきた相手センターの右手の外側をねらって打ちます。特にセンターブロッカーがライトのブロッカーよりもたくさん手が出るときなどは有効です。
5.クロスうちで相手のブロックの内側をねらう
レフト側からのオープンスパイクの場合、2枚のブロックがしっかりとついてきます。そのときにストレート側に打つスペースが全くない場合は、クロス打ちのスパイクを選択しましょう。
ねらい目は、クロスに打ってセンターブロッカーの左手の外側に当てます。ボールが手にあたって相手のアタックライン内に落ちるか、ブロックアウトしてコートの外にはじきだされることをねらいます。
6.相手のコートのエンドラインをねらう
スパイクを打つときに、相手のブロックが全く見えないときもあるでしょう。そんなとき、相手のブロックがいるのがわからなければ、相手コートの対角線上のいちばん深いところに向かって打ちます。
うまくいけば、ブロックに当たってブロックアウトを取れることもあります。もし、相手のブロックに掛からなくても、エンドラインいっぱいにスパイクが決まれば、チームの得点につながります。
相手のブロックの指先をねらうブロックアウトとは?
これまで、スパイクでブロックアウトを取る方法を紹介してきました。この章では少し高度な技術が必要ですが、相手のブロックの指先をねらったブロックアウトの方法を紹介します。
ブロックは、指の3つの関節にあたっても手のひらにあたらなければ、自分のコート側にはなかなか落ちるものではありません。
この方法だと自分の打点と、相手のブロックの高さが頭に入っていれば比較的にやりやすい技術です。
相手のブロックが自分のスパイクと同じくらいの高さの場合は、ボールを下向きに打つのではなく、手と同じ高さに強く打ちます。
逆に相手のブロッカーが高い時には、上に向けて打ちます。ただし上に向けて打った時には、ワンタッチの可能性は少なくなるので高い技術を必要とします。
うまく相手のブロックに当たらないと、そのままアウトになるリスクもありますし、爪にあたってピシっと音がすればいいのですが、審判が見てくれない場合もあります。
参考までに、全日本代表やVプレミアリーグなどでは、「チャレンジ」のシステムが導入されているので、ジャッジはより正確に行われます。
指先をねらうブロックアウトの技術も、ぜひ身に付けておきたいところです。
動画で分かるブロックアウトの取り方!
バレーボールチャンネルでブロックアウトの動画を公開しているので紹介します。1分くらいの動画なのでサクッと見られます。ぜひチェックしてみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ブロックアウトは、相手側がブロックについてきたときに必要なテクニックです。スパイカーとして、相手の手や腕の外側に当てることや、間をねらう技術を身に付けておくことは大切です。
ブロックアウトは、プッシュして外に出す方法やボールがネットに近い時などはとても有効です。
練習の時に、これらの状況を考えながら、いろいろな練習方法を考えてみてください。必ず試合で使えるようになります!

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