サーブレシーブ(サーブカット)のコツとは?メキメキと上達する練習方法を紹介!
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バレーボールのサーブレシーブ(サーブカット)は守備をするチームがいちばん初めにボールタッチするプレーです。
しかもレシーブしたボールがセッターにAパスで返るか返らないかで、そのあとのスパイク決定率が大きく変わる大切なプレーでもあります。
しかし、なかなかサーブレシーブ(サーブカット)がきちんと返らず悩んでいる選手も多いです。
そこで、今回はパレーボールのサーブカット(サーブレシーブ)がうまくなるコツと練習方法を紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!
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Contents
サーブレシーブとサーブカット、レセプション、何が違うの?
まず、サーブカットとサーブレシーブ、レセプションとは何が違うのでしょうか?呼び名について解説します。
サーブレシーブはサーブカットとも呼ばれ、最近ではレセプションなどと呼ばれるようになりましたが基本的には同じことです。
私が現役のころはサーブレシーブという呼び名しかありませんでしたが、その後に「相手のサーブを切る」という意味でサーブカットという言葉が使われるようになりました。
最近では全日本バレーが出場する国際大会などでは解説者の方が「レセプション」という言葉を口にします。私の個人的な意見ですが、レセプションという耳障りはいいですが、少し違和感を覚えますね。
この記事では昔から呼ばれてきたサーブレシーブ(サーブカット)の表現を使って解説していきます。
サーブレシーブ(サーブカット)がうまくなるコツとは?
サーブレシーブ(サーブカット)がうまくなるコツを紹介します。
サーブレシーブ(サーブカット)は基本的にオーバーハンド、またはアンダーハンドでおこないます。
オーバーハンドでのサーブレシーブ
オーバーハンドでレセプションできるのはどんなサーブでしょう?
- 比較的ゆるいサーブ
- ネットからだいぶ上の方を通ってくるサーブ
これらのサーブは、オーバーハンドでレシーブした方が確実です。
オーバーハンドのサーブレシーブ基本とは?
オーバーハンドで行うサーブセレシーブ(サーブカット)の基本を紹介します。
- 落ちてくるボールの正面に入る
- 手の形はオーバーハンドパスと同じ
- ボールを捉えるときはボールをはじくように
1. 落ちてくるボールの正面に入る
体を早く動かしてボールの正面に入ります。オーバーハンドは体の正面でないとできません。遅いサーブの時はサーバーがボールを打ってから、手元に来るまでに1秒から1.5秒くらいはあります。この間に必要な移動ができます。
ボールの正面に入れないと判断したときは、アンダーハンドでレシーブします。大切なことはボールが到着したときには、体の形が決まって動いていない状態で重心が少し前にかかるくらいでボールを待つことです。
2.手の形はオーバーハンドパスと同じ
次に、手の形はほとんどオーバーハンドパスと同じです。パスとの大きな違いは手に力を入れることです。力の入れ方はブロックのときと同じで親指と小指を開くようにします。これでほかの指にも力が入ります。
3.ボールを捉えるときはボールをはじくように
ボールの捉え方はオーバーハンドパスのように手首を使わないで、顔の前でボールをはじくようにします。手首を使うとボールに負けてしまいます。
ひざは少し曲げて体全体でボールをセッターに向けてはじき返すようにします。
次は、アンダーハンドでのサーブレシーブを紹介します。
アンダーハンドでのレセプション
オーバーハンドでレシーブできないボールは、ほとんどアンダーパスでレシーブします。サーブレシーブをしない選択をする場合、ボールがアウトになるときです。
当たり前のようですが、このイン・アウトのジャッジは大切なことで、練習でしっかり見極められるようにすることが大切です。
アンダーハンドでのサーブレシーブの基本とは?
アンダーハンドで行うサーフセレシーブ(サーブカット)の基本を紹介します。
- 落ちてくるボールの正面に入る
- サーブレシーブの姿勢に入る
- ジャンプサーブのレシーブ
- フローターサーブのレシーブ
1.落ちてくるボールの正面に入る
サーブが打たれたら速く動いて、ボールの正面に入ります。このときに大切なことは体の向きです。サーバーが右側から打ってくるのか左側から打ってくるのかで、待つ体の向きは違ってきます。
またレシーバーの受け持ちがレフトなのかセンターなのか、ライトなのかでも違ってきます。
基本的にセッターの位置はセンターから少し右側です。その位置に向かった方向とサーバーが打ってくる方向で、サーブレシーブをする選手のからだの向きもほんの少し変わってくるのです。
サーバーが打ってくる方向とセッターのいる方向の真ん中くらいの向きで待ちます。
2.サーブレシーブの姿勢に入る
ボールの落下地点に移動してから、実際にボールが手にあたる直前には足が止まっているのが理想です。ボールが伸びてきたときや、ボールが思ったより落ちてきそうで、さらに移動しなければならないときは別です。
ボールが手にあたるときには両肩、両腕の面がボールを送り出す方向を向いている必要があります。ボールをしっかりとらえて、体と手をセッターの方に持っていく感覚でレシーブしてください。手を横に振ってはいけません。
どのようなサーブの種類のボールがくるかによって、あなたの腕の床に対する角度が変わります。
ふつうは30度から45度くらいを中心にした角度でレシーブします。※上から落ちて来るかまっすぐ伸びて来るかで手の角度はすこし変わります。
3.ジャンプサーブのレシーブ
早く強いジャンプサーブの場合は、腕を引いて下向きにレシーブして、ボールの強さを腕とからだ全体でボールの勢いをころすことが求められます。
そのままボールが跳ね返ると、ネットをこえて相手のコートへ帰ってしまうこともあります。腕を振ってしまったらジャンプサーブはほぼ取れません。
しかしジャンプサーブはきれいなドライブ回転が掛かっているので、逆にボールの正面に入って手首のレシーブポイントで上げてしまえば、ジャンプサーブはレシーブがしやすいサーブです。
4.フローターサーブのレシーブ
むずかしいのはフローター系の変化するボールです。これをレシーブするときはボールの正面にできるだけはいること、ボールのブレなどに惑わされないでしっかりボールを見て引き付けてレシーブすることです。
日ごろから正面だけではなく、体の横にきたボールの時に両肩・両腕はどの方向を向けばセッターにボールがかえせるのかを確認しておくことも大切です。
ボールが手に当たったら、体でセッターにボールをもっていってあげるというような感覚でレシーブしてください。
サーブレシーブ(サーブカット)がうまくいかない原因とは?
サーブレシーブがなかなか上達しないと悩んでいる選手もいるでしょう。サーブレシーブがうまくいかない理由はふたつです。
- サーブレシーブの基本が身についていない
- 相手のサーブがあまりにも良かった
単純ですが、こんなことです。
まず「サーブレシーブの基本が身についていない」ですが、これはさすがに練習を重ねて上達するしかありません。
先に紹介したサーブレシーブの基本を頭に入れつつ、このあと紹介する「サーブレシーブの練習方法」を参考にして反復練習してください。
次に「相手のサーブがあまりにも良かった」ですが、これはよくあることです。どんなにサーブレシーブの名手でも、取れないサーブはかならずあります。
対処方法はただひとつ。
「いいサーブは続かない。」
こう思うことです。(笑)
あまりにもいいサーブが何本も続けて入ることはめったにありません。神がかり的なサーブが続くこともまれにはありますが。
仮にサーブレシーブを失敗したとしても、「どうして駄目だったのだろう。」と考えるよりも、良いレセプションができた時をイメージして「よし、しっかり体でもっていこう。」という考えを持つことが大切です。
良くないことは、いいサーフがきてミスをすると自信がなくなってしまい、「次は自分のところに来るな!」というネガティブが感情を持ってしまうことです。
こんな気持ちのままでサーブが来ると、良いレシーブを上げることは難しいでしょう。失敗しても「次は絶対に上げてやる!」くらいの切り替えをすることが大切です。
サーブレシーブ(サーブカット)の練習方法!
一般的に行われる練習方法は、誰かがサーブを打ってそれをレシーブする方法です。コートの片面2カ所、両面であわせると4カ所で練習できます。
高いレベルのチームでそれぞれとくちょうのあるいいサーブを打てるのでしたら、良い練習になります。
しかし、この練習方法の欠点はサーバーの技量次第で良い練習にも平凡で簡単な練習にもなってしまうことです。
あまり強いサーブを打つ選手がいない場合は、とにかくセッターにしっかりとボールを返せる基本練習を中心に行いましょう。
違う種類のサーブをたくさんレシーブできる練習とは?
サーブレシーブの練習で大切なことは、回数をこなすことです。
そしていろいろなサーブをレシーブしましょう。
- 変化するサーブ
- 速い無回転のサーブ
- ドライブのかかったサーブ
- 速いドライブのかかったサーブ
- オーバー回転のドライブのサーブ
- オーバーハンドで受けられるようなサーブ
- 速い動きで移動して取るサーブ
- 体の右にくるサーブ
- 体の左に来るサーブ
- うしろにくるサーブ
- 前に落ちるサーブ
などなど。
これらのサーブレシーブの練習をたくさん練習しておくことで、レシーブの技術も間違いなく向上します。
サーブレシーブの練習方法は?
コートにレシーバーを3名入れます。反対側のコートのエンドラインから3メートルくらいのところで台に乗ってサーブを打ちます。この方法でより確実に短い間隔でボールが打てます。
また台に乗っているので、ネットすれすれにボールを打つことも容易です。また、無回転もドライブも打ち分けられます。
レシーバーはサーブレシーブをしたボールがセッターの位置に返るように心がけます。場合によってセッターを(1名または2名、それ以上交代で)入れてトスまで持っていってもいいでしょう。
トスを上げる時間が無駄でしたら、セッターの位置でボールを受けるだけにしてください。
打ち手はスパイクを打つのではなくサーブを打つのです。先に紹介したいろいろなサーブを打ち分けられるように、打ち手も練習することが必要です。
打つ場所も右から、左からと場所を変えて打つようにします。この方法だと短時間で多くのサーブレシーブの練習ができます。とにかく厳しい状況で回数をこなすことが上達への道です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
サーブレーブ(サーブカット)には2種類、オーバーハンドとアンダーハンドでのレシーブがある、またそれぞれのコツについて紹介しました。
他にも、サーブレーブ(サーブカット)の練習方法、うまくいかないときの克服法についても惜しみなく書きました。
大切なのは「正しい練習方法で繰り返し練習する」ことです。この記事であなたのサーブレシーフ力が上達してくれたらうれしいです。
頑張ってください!

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