リベロ 8つの役割を徹底解説!最強リベロになるために知っておくべきこと!
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バレーボールのリベロの役割について情報をお探しですか?
ひとことで言ってしまえば、リベロプレーヤーはレシーブのスペャリストだと考える人も多いと思います。それはその通りなのですが、実はそれだけではないのです。
この記事は基本的なリベロの役割と、リベロにしかできない重要な役割について紹介しています。ぜひ最後までお付き合いくださいね!
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Contents
バレーボールでリベロの役割とは?
リベロの役割は大きく分けると8つの役割があります。
- サーブレシーブ(サーブカット、レセプション)
- スパイクレシーブ(ディグ)
- 味方のスパイカーのブロックカバー
- バックゾーンからトスを上げること
- フロントゾーンからアンダーでトスを上げること
- 2本目のつなぎのプレー
- 相手の攻撃体勢を確認して味方の選手と共有する
- 監督の指示をコートに入っている選手に伝えること
ではひとつずつ説明します。
1.サーブレシーブ(サーブカット、レセプション)
リベロの大きな役割のひとつはサーブレシーブ(サーブカット、レセプション、以下サーブレシーブで統一)です。相手のサーブをきちんとセッターに返し、味方の攻撃を多彩にすることで得点力が上がります。
サーブレシーブのコツは、速くボールの正面に入ることです。変化するサーブや、揺れてくるサーブなどでも落ち着いて正面に入って、体の向きと腕の面の角度を間違えなければレシーブできます。ボールの変化に、腰が浮いたりしないよう気を付けましょう。
アンダーハンドでのレシーブだけでなくオーバーハンドでのレシーブもできるように日ごろから練習することが大切です。ドリブルの反則がないことをよく頭に入れておけば、思いもよらない変化でもボールを上げることができるでしょう。
サーブのボールの動き方やボールの種類によって、どのような角度でボールを受ければいいのか、いろいろ研究しながら練習してください。チームの戦術によって、サーブレシーブのときにはキャッチリベロが入る場合があります。

2.スパイクレシーブ(ディグ)
一般的にリベロはバックレフトのポジションに入ります。スパイクレシーブ(ディグ、以下スパイクレシーブで統一)のボールは多岐にわたります。
- エーススパイカーのレフトからのスパイク
- ライトのスーパーエースのストレートスパイク
- センターからのA、Bなどの速攻(クイック)
- ライトやセンターからのバックアタック
これらのさまざまな攻撃をレシーブすることが多いでしょう。相手の選手のスパイクに入る方向と味方のブロックのつき方で、レシーブのために動く場所は変わります。
打ってくるポジョンや状況別のレシーブの例を紹介します。
【相手のレフトからの攻撃】
例えば、レフトからのスパイクでしっかりと2枚ブロックに飛んでいるときは、ブロックの左をぬけてくるボールのレシーブを第1に考えて、そのコースに入ります。
ただし相手のスパイカーの打つ高さによって、レシーブの位置は前よりかうしろよりか変える必要があります。
【フェイントボールへの対応】
さらにはフロントセンターあたりへ落されるフェイントも考えて対応しなければなりません。フェイントの場合は、相手のスパイカーの手の動きを見ていれば1歩はやく動くことができます。
【ワンタッチボールへの対応】
難しいのはワンタッチボールです。ワンタッチしてどのようにボールが変化して飛んでくるか、毎日の練習や経験が必要です。
【相手のセンターからの攻撃】
また、センターのブロックがついていけない場合でも、センターの選手がブロックにとんでいれば、レシーブに入る場所はブロックとブロックの間のポジションがいいと思います。
この場合は相手のレフトスパイカーがよりよく見えるので、しっかりとスパイカーの向いている正面に入りましょう。
【サーブを打たれる前に相手のポジションを確認しておく】
サーブが打たれる前に、相手のチームのポジションをよく見て何人の攻撃が可能なのか、セッターは前衛か後衛か、(ツーアタックへの注意)をよく確認しておく必要があります。
セッターの動きをよく見て、どこにトスが上がるか確認します。同時に上がる場所、レフトかライトかセンターかによってレシーブに入る位置を変更し、体をスパイカーに向けでスパイクレシーブの準備を整えます。
【レシーブは体のどこで上げてもOK!】
レシーブのボールが当たる場所は、両手が同時に当てられればベストです。
しかし、くるボールによってはオーバーハンドや胸、頭や肩、ひじや足などに当たることもあります。
基本的に体のどこにあたっても上に上がればOKです。抜群の反応をみせてとにかくボールを上に上げましょう。
【ドリブルなどの反則に気をつけること】
ドリブルがないことをよく頭に入れてください。低い体勢であれば前や横に来た軟打などもうまく処理できるでしょう。
練習でいろいろなケースを考えて、どのようなボールでも対応できるようにしてください。
3.味方スパイカーのブロックカバー
味方のスパイク時のカバーも重要な役割です。ブロックにあたってボールが落ちてくる場所はその都度かわります。
トスの位置だったり、スパイクの強さ、相手のブロッカーの高さだったり当たる角度と、いろいろな状況が重なってボールが落ちてきます。
また、スパイカーが意識的にスパイクをプッシュしてリバウンドを取る場合もあります。
基本的に味方スパイカーのブロックカバーは、打つスパイカー以外の全員で行いますが、そのときに大切なことはレシーブの位置が重ならないことです。
重なってしまうとカバーできる範囲がせまくなってしまいます。よく研究してブロックカバーに入る位置を考えてください。
4.バックゾーンからトスを上げること
リベロは足がアタックラインよりうしろであれば、オーバーハンドでもトスを上げることができます。2段トスの練習をしっかりやってください。
また、アタックラインよりうしろで踏み切ってジャンプして空中にあれば、フロントゾーン内でもオーバーハンドでトスを上げられます。
ただし、ボールが相手のコートに入れば反則を取られますから注意が必要です。
5.フロントゾーンからアンダーでトスを上げること
フロントゾーン内でセッターがファーストレシーブをしたときなどは、リベロがアンダーでトスを上げられれば、攻撃の人数がへることなく有効です。
アンダーからのオープントスだけでなく平行トスや、A・Bクイックのトスも練習次第で上げられると攻撃の幅も広がります。
この場合はスパイカーとのコンビネーションの練習も必要になってきます。余裕があれば練習に取り入れてみましょう。
6.2本目のつなぎのプレー
リベロ以外の選手が、1本目を上げたときの2本目のつなぎのトスも大切です。
これはどの選手にも言えることですが、難しいボールをレシーブしたときに2本目をつなげるかどうかで、チームの雰囲気は全く違ってきます。
そのためにもリベロによる2本目のつなぎのプレーは大切です。1本目にレシーバーがはじいたときなどでも、リベロなどがボールを追いかけて行って、ボールをつなげられれば得点につながる可能性も出てきます。
あまりおススメはしませんが、遠くに飛んで行ったボールを手の力では戻せない場合でも、足の力では戻せることもあります。ちょうどサッカーのオーバーヘッドキックのような格好です。
基本的に体のどの部分でボールが上がってもOKなので、確率は低いですが練習してみるのもいいと思います。
7.相手の攻撃体勢を確認して味方の選手と共有する
相手のこうげき体勢を確認して味方に教えることも、リベロの役割のひとつです。
高いレベルのチームであれば他の選手も確認していますが、リベロが声を出してあらためて知らせることでチームの雰囲気の面でもよくなります。
コート内での雰囲気を盛り上げるのもリベロの大きな役割のひとつです。
8.最強リベロになるために必要なこと!
お待たせしました!
ここまではリベロの役割について説明してきましたが、ここからは最強リベロになる方法をお伝えします!
リベロは自由にコートを出たり入ったりしています。これはリベロというポジションだからこそ許されています。
一旦ベンチに下がるという事は、監督やコーチの指示を直接受けることができますよね。
バレーボールはリズムのスポーツです。実力が近いチームの戦いほど試合の流れが変わります。基本的に監督が取るタイムアウトは1セットに2回しかありません。
しかしリベロであるあなたが、監督の指示や注意点をコート内の選手に伝えることがチームの流れを変える大きな役割となるのです。
さらに最強リベロを目指すなら、監督の指示をただ伝えるだけでなく、キャプテンシーを発揮してチームを鼓舞しましょう。
リベロは守りの要と言われますが、役割次第で指揮官にもなりうる存在なのです。これもリベロの大切な役割と言ってもいいでしょう。
リベロの効果的な練習とは?動画でも紹介!
リベロの求められる個々の能力は次の通りです。
- アンダーハンドパス
- オーバーハンドハス
- サーブレシーブ
- スパイクレシーブ
- ボールへの素早い反応
- レシーブのポジショニング
リベロはサーブやスパイクは打たないので、基本的にはそれ以外の能力が求められるのです。ここではリベロの効果的な練習方法の動画を参考に紹介します。
リベロは速い反射神経が必要です。ほかにも筋力強化、パスの正確性、瞬発力向上も求められます。この動画は海外のものですが、リベロに必要な練習方法がめじろ押しです。
リベロポジョンのあなたなら絶対に見ておいた方がいい動画です。ぜひ良いところを取り入れて練習してみてください。
リベロとレシーバーとの違いって何?
リベロもレシーバーもレシーブするためにコートに入る点では同じです。ただしレシーバーの場合は、ピンチサーバーとして入ることもあります。
また、トスも上げられるレシーバーであれば、セッターとして入る場合もあるでしょう。
そしてサーブレシーブをしっかりとセッターに返して、確実に1点を取りに行くための守備の強化として、レシーバーを投入する戦術もあります。
リベロもレシーバーも他の選手以上のレシーブ力を持っているからこそ試合に出られるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
リヘロの役割について、プレー面やメンタル面でチームに貢献する方法を紹介してきました。
リベロとして試合に出るためには人一倍の努力が必要です。どんな状況のボールでも対応できるように、いろいろな状況を考えて日ごろから練習メニューを作って練習してください。
余談ですが、今では国際大会などで190センチをこえるリベロが出てきています。
以前は小柄なひとの方がひくい位置でのレシーブへの引き続き俊敏性に優れているという事で有利といわれていましたが、背の高いひとは基本的に手の長さや体の幅などの有利な点があります。
それをうまく使って素晴らしいリベロも生まれています。しかし体の大きさに関係なく、日ごろの練習次第で良いリベロになることができます。
この記事に書いてある心構えや練習方法を取り入れて、素晴らしいリベロになることを願っています。がんばってください!

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キャッチリベロとディグリベロとは?
リベロはチームで2名登録できます。
そしてリベロは監督の交代指示なくコートに出入りできるので、サーブレシーブが得意なリベロを相手のサーブのときに入れ、スパイクレシーブが得意なリベロを味方のサーブのときに入れます。
一般的に、サーブレシーブが得意なリベロを「キャッチリベロ」、スパイクレシーブが得意なリベロを「ディグリベロ」と呼んで使い分けする戦術です。