【バレーボール】セッターのトスが格段に上達するその練習方法とは?
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セッターのトスについての練習方法をお探しですか?
セッターはチームの中でいちばんボールタッチが多いポジションです。トスもオープントスからクイックトスまで、覚えることがたくさんありますよね。
この記事はセッターのトスの種類や練習方法、上達のコツについて紹介しています。ぜひ最後までお付き合いくださいね!
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Contents
セッターのトスにはどんな種類があるの?
セッターのトスの種類を紹介します。
セッターからレフトへのトス
セッターからレフト側へ上がるトスを紹介します。
高いオープントス
レフトへのオープントスは高校生や中学生、小学生ではいちばん多いトスです。
なぜならサーフレシーブがきちんとセッターに返っても、多少みだれても上げやすいトスだからです。バレーボールのトスの基本と言っても良いでしょう。
試合中でもっとも上がる確率の高いトスなので、普段の練習からしっかりとオープントスの練習をしておきましょう。
低めのオープントス
低めのオープントスは、比較的スパイクが打ちやすいトスです。しっかりとボールを引き付けてから、レフト側にトスを上げましょう。
ミドルブロッカーとのコンビにも使われるトスなので、あらかじめスパイカーとトスの高さがこれでいいかと確認しておいてください。
中途半端なトスの高さになると、スパイカーとのコンビが合わなくなります。また、相手のブロックが2枚つく可能性が高くなります。
平行トス
平行トスの目的は、相手のブロックが2枚そろわないうちにスパイクすることですから、どこからでもより早めの平行トスを上げられるようにしてください。
ただし平行トスはポイントを取るためには有効ですが、セッターとスパイカーのコンビネーションが必要です。
トスの高さはこれでいいか、アンテナ付近までトスを伸ばした方がいいのか、スパイカーと確認しておいてください。
レフトへの2段トス
サーブレシーブやスパイクレシーブが乱れたときに、セッターとしてレフトしかトスが上げられないことはたくさんあります。
また、2段トスはセッターに限らす、リベロや他の選手が上げる場合もあるトスです。
相手のチームはこちらがレフトだけしかトスが上がらないと分かった時には、ブロックが2枚、場合によっては3枚付くこともあるでしょう。
こんな状況のときに高い2段トスは有効です。スパイカーの技量にもよりますが、高い2段トスはストレートでもクロスでも打ち分けられることと、ブロックアウトもねらいやすいトスであるからです。
レシーブが乱れたときは、スパイカーを信用して自信をもって高い2段トスを上げましょう。
セッターからライトへのトス
セッターからライト側へ上がるトスを紹介します。
高いオープントス
ライトにはふつうあまり高いオープントスはあげません。しかしライトのスパイカーが左利きのスパイカーの場合は、レシーブの上がる場所によって高いオープントスを上げる必要もでてきます。
またライトへ上がる高いトスは、オポジットのバックアタックのときにあがるケースが多いです。
低めのオープントス
ライト側では一番使われるトスの種類でしょう。右利きの選手のライトの打ち方の性質上、トスはしっかりとポール近くまで上げられるようにしてください。
バックトスですが高い確率で相手のブロックが外れてきますので、しっかりと練習しましょう。
ゆっくりとした平行トス
比較的みじかい距離ですが、ライトのオープントスと低めのオープントスの中間くらいのトスです。他のスパイカーとのコンビネーションを使うことにより、相手のブロックを外す戦略的なトスでもあります。
セッターは普段レフト側を向いているので、なかなか難しいトスが、ライト側の選手とのタイミングが合うように練習しましょう。
セッターからセンターへのトス
セッターからセンターへ上がるトスを紹介します。
Aクイックのトス
このトスの目的は、トスを上げた瞬間にスパイクして相手のブロックを外すことです。
スパイカーはセッターにボールが入る瞬間にはジャンプして上で待っているような形が理想的です。
クイックのトスの中でも比較的スパイカーと合わせやすいトスです。
Bクイックのトス
短い距離ですが、セッターの前方向1メートルから2メートルの長さにまっすぐ速いトスを上げます。
Aクイックと同じくセッターにボールが入った時にはすでにジャンプしているのが理想です。
このトスが失敗するのは、スパイカーの手の届かない高さにトスを上げてしまうことでおこります。
また、セッターからのトスがスパイカーの打つ高さより下になればなるほど、打てるポイントが絞られることから失敗する可能性が高くなります。
どのトスの場合でもジャンプトスは重要ですが、Bクイックの場合にはセットアップする高さがスパイカーの打つ高さと同じであることがベストです。
Cクイックのトス
セッターの体のうしろ側に上げる低いトスです。
この場合、右利きのスパイカーだとセッターとスパイカーの右手の間に、スパイカーの体が入るようになります。セッターはこの分の距離を考えて後ろにトスすることが必要です。
Dクイックのトス
Bクイックの反対に、うしろに早く流したトスを上げます。スパイカーとのタイミングの取り方が難しいので、スパイカーの入り方も含めてタイミングを合わせられるようにします。
最近ではほとんど使われなくなったトスです。いのはDクイックよりもブロード攻撃で使われるようになっています。
セミのトス
時間差攻撃のときに使われることが多いトスです。セミのトス単独では、ブロックしやすいトスですのでよく研究するようにしましょう。
パイプ攻撃などと組み合わせたバックアタックの場合には、打つ選手の枚数が増えることからノーブロックの状態を作り出せます。
セッターのトス練習で必要なことは?
まずは動画を見てください。女子9人制チームデンソーテンの監督さんのビデオです。
セッターの練習で必要なことを挙げてみます。
- トスアップまでの早いフットワーク
- ボールの下に早く入ること
- いつも同じタイミングでトスを上げる
- ジャンプトス
- 持久力
ではひとつずつ説明していきます。
トスアップまでの早いフットワーク
セッターにとても大切なことは、速いフットワークです。セッターはチームの中でいちばんボールタッチが多い分、移動距離が多くなります。
移動のスピードと、トスアップまでの早いフットワークが求められます。いろいろな位置からの速い移動を練習してください。
ボールの下に早く入ること
早いフットワークと同時に求められるのは、ボールの下に早く入る能力です。ボールの下に早くは入れれば、トスを上げる幅が広くなります。
オープントスしか上げられないといったケースが、早く入ることでクイックトスを上げられれば、チームとしても得点力が上がります。
いつも同じタイミングでトスを上げる
トスを上げる体勢で大切なことを挙げます。
- いつも同じ位置まで入り込む
- ボールの下に入り込む
- ボールを上げる方向に体を向けてトス
このことを意識して、いつも同じタイミングでトスを上げられるようにしましょう。
ジャンプトス
セッターに必要なのは、どのようなトスでもジャンプトスで上げられるようにすることです。いつも、ジャンプトスで上げられるように練習しましょう。
持久力
セッターには持久力も求められます。いちばんボールタッチが多いセッターがへばってしまっては、チームの勝利に貢献できません。
セッターは持久力も鍛えてください。
セッターのトスの練習方法は?
セッターのトスアップの練習方法を紹介します。
セッターの練習を動画で見る
セッターのトス練習の動画をご覧ください。
海外のトップクラスの動画ですが、ひとりでできる練習方法もありますので、ぜひあなたの練習に取り入れてみてください。
また、練習するボールをバスケットボールや2キログラムほどのメディシンボールを使うのも効果的です。
このボールを使って壁に向かってボールを速く押し出すパス練習も取り入れてみましょう。
セッターの手首の使い方とは?
セッターの手首の使い方はどうやって身につけたらいいでしょう?
同じようにバスケットボールやメディシンボールを使い、トスの形にボールをもっていろいろな方向に押し出します。
オープンやバックオープン、直上などボールを押し上げる練習をすることで、手首の使い方を覚えることができます。
今のバレーボールでは、ふわっとしたスパイカーが打ちやすそうなトスよりも、速い生きたボールのトスが好まれるようです。
スパイカーは打ちにくくなりますが、ブロックのつく前に打たせるには生きたボールのトスもあります。
セッターは手首をやわらかく使えるように、意識して練習しましょう。よる、お風呂に入ったときにお湯の中で手くびを動かすのも、手首をやよらかくするのに役立ちます。
セッターのトスが上達するコツは?
セッターとしてある一定のレベルに達したら、次はその上を目指しましょう。トスが上達するコツを紹介します。
- 自分のチームの選手のことをよく研究する
- 自分の欠点を人に聞くこと
- ビデオなどを見て研究すること
ひとつひとつのプレーを正確に行うことが大切です。自分のチームのスパイカーといかに息を合わせるか、自分に足りないものは何なのかをしっかりと研究して更に上を目指しましょう。
次の章では、トスの反則について紹介します。
どんなトスだと反則を取られるの?
セッターのトスで反則を取られるのはこのふたつです。
- ドリブル(ダブルコンタクト)
- ボールディング(キャッチ・ボール)
ドリブル(ダブルコンタクト)は、ひとりのプレーヤーが連続してボールに触れてしまう反則です。セッターではトスアップのときに、両手のタイミングが合わずに、音がすると反則を取られます。
ボールディング(キャッチ・ボール)は、プレー中にボールの動きを止めてしまう反則です。セッターのハンドリングのときにボールが止まってしまうと反則を取られます。
ドリブル(ダブルコンタクト)もボールディング(キャッチ・ボール)も主審の一瞬の判断です。常日頃からこのふたつの反則を取られないように意識して練習に取り組む必要があります。
トス回しの決断は?どこに上げればスパイカーは決めやすい?
スパイカーが決めやすいのはブロックのつかないトスです。そのために心がけておくことを紹介します。
- サーブを打たれる前にどこに上げるか決めておく
- 相手のブロックの低いところをいつも確認しておく
- ブロッカーに読まれないよう相手を引き付けてトスを上げる。
- できるだけジャンプトスでボールを上げる
- ツーアタックを有効につかう
セッターの役目としてノーブロックや1枚ブロック、1枚半ブロックにできるようにすることです。
そのためにはジャンプトスが有効です。ジャンプトスはほんの一瞬ですが、スパイカーがボールを打つ時間が短くなります。
またセッターが前衛のとき、ジャンプトスからツーアタックを見せておくと、相手のブロックはトスが上がるまでセッターの前から動けません。
場合によってはジャンプトスにブロックがついてくれることもあります。そうすれば、ブロックは確実に1枚減らすことができますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
セッターのポジションごとのトスの種類や、セッターがトスを上げる練習方法・上達のコツについて紹介しました。
セッターはチームの中でいちばんボールタッチが多く、むずかしいポジションです。しかし、セッターがうまく相手のブロックを振り、スパイカーが得点を決めたときの喜びも格別なポジションでもあります。
スパイカーと常にコミュニケーションを取り、チームの勝利のために頑張ってください!

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